中国風ちまき
コツをおさえれば案外作りやすく、竹の皮での包み方も、だれでも失敗なくできる方法です。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1コ分
*もち米、乾物類を戻す時間は除く
材料
(12コ分)
- ・もち米 カップ2(400ml)
- ・干ししいたけ (小) 8枚
- ・干しえび 20g
- ・豚バラ肉 (塊) 130g
- ・牛脂 (小) 1コ
- *なければサラダ油大さじ2でもよい
- ・竹の皮 12枚
- *ぬるま湯に10分間浸しておく
- ・サラダ油
- ・酒
- ・しょうゆ
- ・白こしょう
つくり方
もち米は同量の水に20分間以上浸す。干ししいたけはカップ2/3の水で20分間、干しえびは大さじ4の水で10分間ほど戻す。戻し汁はとっておく。
干ししいたけはポリ袋などに入れると浮き上がらず、戻しやすい。
豚肉は1cm角に切る。1の干ししいたけの水けを絞り、同じ大きさに切る。
中華鍋を熱してサラダ油適量を入れ、なじませて油をあけ(油ならし)、牛脂を入れて溶かす。豚肉を軽くいため、干ししいたけ、水けをきった干しえびを加えていため合わせる。
3に水カップ3と、干ししいたけと干しえびの戻し汁を加える。煮立ったら酒大さじ2、しょうゆ大さじ4、白こしょう少々を加えて火を弱め、20分間煮る。
具をいためたら水と乾物の戻し汁を加えて味つけをし、煮含める。
1のもち米の水けをきり、4に加える。時々かき混ぜながら中火にかけ、汁けを米に吸わせる。
もち米を加えたら火を強め、うまみたっぷりの煮汁を吸わせるようにいためる。
竹の皮の水けをふき、縦に置いて中央に5を適量のせ、手前の端を折る。左右を折り、向こう側の端を折り込んで、中央をたこ糸で結ぶ。
あまり米を多くのせると、蒸しあがりがふくらみすぎるので注意。ラッピングの要領で包んでいく。
蒸気の上がった蒸し器に並べ入れ、強火で20分間蒸す。
中国風のせいろ・チョンロンは、ふたから蒸気が程よく抜けるので水滴が落ちず、おすすめ。
竹の皮がなければ、アルミ箔で包んだり、蒸し器に入る大皿にのせてそのまま蒸してもよい。また、蒸したあとで約1か月間冷凍保存も可能。
このレシピをつくった人
吉田 勝彦さん
東京・代々木上原にある中華料理店オーナーシェフ。旬の食材のおいしさを最大限に引き出す、ヘルシーでシンプルな中華料理が評判を呼んでいる。家庭で実践しやすいレシピも人気。
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