干しえびの戻し方
小さいながら、えびのうまみたっぷりの干しえび。手軽に使える魚介の乾物です。そのまま煮込んだり、刻んで炒めたり。いろいろな使い方で濃厚な味わいを楽しみましょう。
写真: 野口 健志
材料
- ・干しえび 適量
つくり方
干しえびは、水の中でサッと洗って、ごみなどを除き、水けをきる。ボウルに干しえびを入れ、干しえびの約2倍の水を入れ、30分~1時間おく。えびがふやけて柔らかくなり、水が少し濁ってくる。少しふくらんでやや大きくなり、重さは1.5~2倍に。水けを含んでしっとりし、色がややオレンジ色っぽくなる。
戻し汁は、だしとして利用するので捨てない。
刻んで使うときは、まな板の上にまとめて置き、包丁で端から切る。
【急ぐときは、刻んでから水につけても】
洗った干しえびは細かく刻み、分量の水を加えて戻すと、水が切り口からしみ込んで早く戻る。時間は刻まないときの半分くらいでOK。
野菜と煮るときなどは、戻し汁ごと加えると、干しえびのうまみをむだなく活用できる。
【特徴】
◆殻を除いた「煮干し」タイプがおすすめ◆
干しえびはえびを乾燥させたもので、生のまま干した「素干し」と、塩水でゆでた「煮干し」があります。殻のついていない「煮干し」が一般的で使いやすいでしょう。見た目が似ている「桜えび」は、桜えびという種類のえびを干したもの。干しえびの一種ですが、食感や味わいが異なります。
【選び方】
◆つやがあってくすみのないものを◆
えびの大きさはいろいろあるので、好みで選びましょう。表面の色がくすんでいない、つやのよいものが良品です。干しえびは、中国食材売り場にあることも
【保存法】
◆瓶などに入れて冷蔵庫に◆
虫がつきやすいので、開封後は冷蔵庫で保存します。ジッパー付きの保存袋に入れたり、ふた付きの瓶に入れたりして、しけないように注意しましょう。保存期間は表示を目安に。
干しえびのうまみを生かすには、少なめの水でじっくり戻しましょう。つける時間は、えびの大きさや加工法によって異なります。袋の表示を確認してください。
このレシピを使ったおすすめの料理はこちら
干しえびと白菜のトロトロ煮
じゃがいもの干しえび炒め
中国風炊きおこわ
つくったコメント