春雨の戻し方
春雨自体には、ほとんど味がありませんが、ほかの食材の味や、調味料、煮汁などがしみ込むと、味わいが出てきます。コシが出るように上手に戻し、食感を味わいましょう。
写真: 野口 健志
材料
- ・春雨 適量
つくり方
鍋にたっぷりの湯を沸かして、春雨を入れる。菜箸で混ぜ、再び煮立ったら中火で約2分間ゆでる。ざるに上げ、水けをきりながら、冷めるまでおく。
水けをきった春雨をまな板にのせ、固まったまま3等分くらいに切り分ける。堅くて白っぽかった春雨を戻すと、柔らかくなり、透明感が出る。重さは3~4倍に。
サラダやあえ物などにするときは、合わせた調味料に春雨を入れてほぐしながら混ぜると、味がよくしみ込んでおいしくなる。
【特徴】
◆コシのある緑豆春雨がおすすめ◆
春雨はでんぷんを湯で練って細い麺状にし、ゆでてから乾燥させたもの。でんぷんの原料によって、戻し方や食感などが多少異なります。緑豆からつくるものは緑豆(りょくとう)春雨と呼ばれ、コシがあり、加熱してものびにくいのが特徴です。じゃがいもやさつまいもからつくる春雨は、でんぷん春雨と呼ばれ、柔らかめ。ビギナーには、緑豆を原料にしたものが扱いやすいでしょう。
【選び方】
◆小分けタイプが便利◆
原料名をチェックして、春雨の種類を確認しましょう。戻す前の春雨は堅く、ほぐしにくいもの。扱いやすい長さにカットしてあるタイプや、少量ずつ小分けになっているタイプがおすすめです。
【保存法】
◆袋ごと、保存袋に◆
春雨は、常温で保存できます。開封したものは、ジッパー付きの保存袋に入れて湿気が入らないようにします。このとき、袋ごと保存袋に入れると、原料や戻し方などが確認できて便利です。保存期間は表示を目安に。
ここで紹介するのは緑豆春雨の場合。そのほかは表示に従って戻しましょう。ゆですぎるとコシがなくなるので、熱湯で短時間ゆでるのがポイント。また、ざるに上げた状態で冷ますことで、水っぽくなりにくく、調味料もしみ込みやすくなります。
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