キャベツのはかた煮
“はかた煮”とは、博多帯のように色の違う素材を重ねて作る料理のことをいいます。食べごたえのあるボリューム感は、和風ロールキャベツのようです。
写真: 尾田 学
*1人分
材料
(4人分)
- ・キャベツ 9枚
- 【肉ダネ】
- ・鶏ひき肉 350g
- ・パン粉 カップ1/4
- ・干ししいたけ (水で戻してみじん切り) 大さじ2
- ・たまねぎ (みじん切り) 1/4コ分
- ・卵 1コ
- ・塩 小さじ1/2強
- ・砂糖 1つまみ
- ・酒 大さじ1
- ・かたくり粉 大さじ1
- 【煮汁】
- ・だし カップ2
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・しょうゆ 大さじ2強
- ・酒 大さじ2
- ・塩 小さじ2/3
- ・紅しょうが 少々
- *あれば。
- ・小麦粉
- ・しょうゆ 少々
- ・みりん 少々
- ・かたくり粉
つくり方
キャベツはサッと堅めにゆで、芯を薄くそぎ取る。芯はみじん切りにする。
口当たりをよくするため、キャベツの芯は取る。取った芯は捨てずに、【肉ダネ】に入れる。
【肉ダネ】をつくる。たまねぎは水けをよく絞っておく。【肉ダネ】の材料をボウルに入れ、1のキャベツの芯を加え、混ぜ合わせる。
1のキャベツを3枚、芯の部分が重ならないようにずらしながら、1枚ごとに小麦粉を薄くふって重ねる。残りのキャベツも同様に重ねる。
キャベツが平らに重なるように、芯の部分が同じ位置に来ないようにずらして重ねる。
2の半量を3のキャベツ一組にのせ、平らに広げる。その上にキャベツ一組を重ね、残りの【肉ダネ】をのせて平らに広げ、さらに残りのキャベツ一組を重ねる。
竹の皮もしくは、細いひも状にしたアルミ箔を4の下に十文字に通して持ち上げ、厚手の鍋に入れる。【煮汁】の材料を加えて落としぶたをし、火にかける。煮立ったら火を弱め、鍋ぶたもして20~25分間煮る。
キャベツと【肉ダネ】の形がくずれないように注意しながら、竹の皮でそっと持ち上げる。
【煮汁】の味をみて足りなかったら、しょうゆ・みりんで調える。鍋から取り出し、食べやすい大きさに切り分けて器に盛る。
残った【煮汁】に倍量の水で溶いたかたくり粉大さじ1~2を加えて煮立たせ、ゆるめのあんをつくり、6にかける。紅しょうがを添える。
ロールキャベツ状にしてもよい。
このレシピをつくった人
門間 和子さん
料理書やエッセーの執筆、カルチャーセンターの講師も務める。身近な食材を使った、飽きのこないおいしい料理を数多く紹介。ふだんの生活から生まれる、合理的でおいしいレシピが人気。
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