きょうの料理レシピ
ひりょうず
「京の精進 一汁一菜」秋の味覚を生かした献立。揚げたてはサクサクと香ばしので、しょうがとしょうゆでさっぱりといただきます。
写真: 松島 均
エネルギー
/200 kcal
*1人分
調理時間
/30分
材料
(4人分)
- ・ぎんなん 16コ
- ・ゆり根 30g
- ・ごぼう 20g
- ・にんじん 10g
- ・きくらげ (中/戻す) 1枚
- ・木綿豆腐 1丁(500g)
- ・大和芋 50g
- ・しょうが (すりおろす) 適宜
- ・揚げ油
- ・しょうゆ
つくり方
1
ぎんなんは殻を除き、熱湯でサッとゆでて薄皮を取る。ゆり根は1枚ずつはがす。ごぼうはサッと洗い、ささがきにして水にさらし、水けをきる。にんじんときくらげはせん切りにする。
2
豆腐はふきんで包んで水けを絞り、すり鉢に入れてよくする。
3
大和芋は皮をむいてすりおろし、2に加えてよく混ぜ合わせる。1を加えて軽く混ぜ、8等分にして平たく丸める。
4
揚げ油を170℃に熱し、3を入れてきつね色になるまで3分間くらい揚げる。
5
器に盛り、しょうゆとしょうがを添える。
全体備考
ひりょうずは「飛龍頭」と書き、ぎんなんは龍の目、ゆり根はウロコ、ささがきごぼうはひげを模しているといいます。
◆精進の知恵◆
精進料理では、肉や魚に代わる主要たんぱく源として、大豆製品をさまざまな形で多用します。そのままでは淡白な豆腐を油で揚げることによって、コクと歯ごたえを加え、料理の内容に幅をもたせることができるのです。
きょうの料理レシピ
2004/11/02
京の精進 一汁一菜
このレシピをつくった人
西川 玄房さん
京都の大本山妙心寺・東林院住職。竜安寺に弟子入りし、瑞竜寺にて修行。老師の隠侍(老師の世話をする役)として仕え、精進料理を覚える。1984年に東林院の住職となる。人々に禅寺を開放、宿坊として精進料理を供するほか、精進料理教室も主宰し、禅の教えを説く。また、1月「小豆粥で初春を祝う会」、6月「沙羅の花を愛でる会」、10月「梵燈のあかりに親しむ会」などの諸行事も開かれ、通称「沙羅双樹の寺」と云われる。
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