鶏手羽チキンカレー
鶏手羽先のうまみを生かし、たまねぎをベースにサラリと仕上げるカレーです。暑い夏にぴったり。
写真: 安井 進
材料
(4人分)
- ・鶏手羽先 12本
- ・たまねぎ 1+1/2コ
- ・にんじん (中) 1本
- ・にんにく 35g
- ・しょうが 35g
- ・りんご (小) 1コ
- ・トマトの水煮 (缶詰) 2コ
- ・プレーンヨーグルト 250g
- ・チャツネ 120g
- *果物に砂糖や酢などを入れて煮詰めたもの
- ・上新粉 55g
- ・カレー粉 50g
- ・ガラムマサラ 適宜
- *カレーに使われる混合スパイス。香りづけに使う。
- ・塩
- ・サラダ油
- ・こしょう
- ・小麦粉
つくり方
鶏手羽先の下準備をする。鶏手羽先は関節の部分から切って、手羽中と羽先に分ける。さらに手羽中は包丁で切り目を入れ、2本の骨を取り出す。骨を除いた手羽中はとっておく。羽先と骨はふきんで包み、たこ糸で縛って湯3リットルを沸かした鍋に入れる。塩少々を加え、沸騰したらアクをすくい、弱火にかけてブイヨンをとる。
鶏手羽先は、手羽中と羽先に分け、手羽中から骨を取る。羽先と骨からはブイヨンをとり、手羽中はいためてカレーに加え、余すところなく使う。骨と羽先はふきんで包み、ブイヨンをとる。塩少々を加えることで、だしがしっかり出る。
たまねぎは薄切りにする。にんじん、にんにく、しょうがは、それぞれみじん切りにする。りんごは薄切りにする。
フライパンにサラダ油小さじ4を強火で熱し、2のたまねぎを加えて、焦げ色がつくまでよくいため、取り出す。
たまねぎ、にんじん、にんにく、しょうが、りんごはいためることによってそれぞれの持つ甘みを引き出す。弱火だと水分が出て煮ることになってしまうので、強火でしっかりといためる。
3と同じフライパンにサラダ油小さじ1を熱して2のにんじんを加え、強火でしんなりするまでいためてから取り出す。
カレーをつくる深鍋に、サラダ油小さじ4を熱し、2のにんにくをいためる。にんにくがきつね色になったら、しょうがを加えていためる。
フライパンにサラダ油小さじ1を熱して2のりんごを加え、強火でしんなりするまでいためる。いためたりんご、トマトの水煮(缶汁ごと)、プレーンヨーグルト、チャツネ、水カップ1を合わせてミキサーにかける。
6をボウルにあけ、上新粉を加えて混ぜ合わせる。
小麦粉ではなく、上新粉を使うと、よりサラッとしたカレーになる。小麦粉はほとんど煮こまなくても、粉っぽさがすぐになくなる。
小鍋にカレー粉を入れて軽くいる。
5の鍋に、3、4、7、8を加え、泡立て器などで混ぜ合わせる。
1の鍋から一度骨と手羽先を取り出し、ブイヨンを9の鍋に注ぎ入れて混ぜる。再び骨と手羽先を入れ、中火にかける。煮詰まったら時々水を加えながら、サラッとした状態になるまで、1~3時間ほど煮込む。
カレー粉の辛み、それぞれの野菜の甘味が主張しあっているので、煮こむことによって、味をなじませる。だが、カレーは本来スパイスの味を楽しむもなので、あまり煮詰めすぎず、サラっと仕上げよう。また、一度火を止めて冷ましてからまた温めると、より味に深みが出ておいしくなる。
1でとっておいた手羽中に塩・こしょう各適宜をふり、小麦粉、カレー粉(分量外)各適宜をまぶす。サラダ油小さじ2を熱したフライパンで、表面にこんがりと焼き色がつき、内側に火が通るまでいためる。
手羽中は、カレー粉と小麦粉をまぶしていため、うまみを閉じ込める。最後にカレーに加えることで、肉のおいしさがカレーに流れ出ずに、ジューシーな状態で食べられる。
10のカレーを食べる量だけ11に加え、ガラムマサラと塩を加えて味を調え、軽く煮る。
残った10のカレーは冷凍保存できる。
このレシピをつくった人
大宮 勝雄さん
フランス、イギリス、ニュージーランドで研さんを積み、その経験を生かしたアイデア豊かな洋食が人気。東京・浅草の仲見世通りの近くに洋食レストランをオープンして40年になる。
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