きょうの料理レシピ
里芋の肉じゃが風
里芋は意外に下準備も簡単、もっちりとして、じゃがいもをしのぐおいしさかもしれません。素材の色をきれいに残した「京風」ですが、味はしっかり、ご飯に合うおかずです。
写真: 蛭子 真
エネルギー
/320 kcal
*1人分
塩分/3.2 g
*1人分
調理時間
/50分
*里芋の粗熱を取る時間は除く。
材料
(2人分)
- ・里芋 10コ(350g)
- ・牛切り落とし肉 (ロース) 80g
- ・にんじん 90g
- ・たまねぎ 1/2コ
- ・しょうが 15g
- ・こんにゃく 90g
- ・昆布 (10×7cm) 1枚
- 【A】
- ・砂糖 大さじ2+1/2
- ・しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・みりん 小さじ2
- ・青柚子(ゆず)の皮 (細切り) 適量
- ・塩
- ・酒 大さじ2
つくり方
1
里芋は洗い、皮付きのまま蒸気の上がった蒸し器で25分間ほど蒸す。竹串がスッと通ったら、取り出して粗熱を取り、皮をむく。
! ポイント
蒸し器がなければ、耐熱皿に入れてラップをし、電子レンジ(600W)に5分間かけてもよい。
2
にんじんは3~4cm長さに切り、六つ割りにする。たまねぎはくし形に切り、しょうがは洗って皮ごと薄切りにする。
3
こんにゃくは5mm厚さに切って手綱(たづな)に結ぶ(真ん中に切り目を入れて片方の端をくぐらせる)。サッと塩ゆでしてざるに上げ、水けをきる。
4
鍋に昆布を敷いて1~3と牛肉を入れ、水カップ2と酒大さじ2を加える。強めの中火にかけ、沸騰したらアクを除く。
! ポイント
昆布は鍋に直接加えて煮る。素材のうまみも加わり、わざわざだしをとらずとも十分なおいしさに。アクを丁寧に取って煮ていく。里芋はじゃがいもより煮くずれしにくいのもうれしい。
5
【A】を加え、オーブン用の紙を丸く切った落としぶたをのせる。にんじんにスッと竹串が通るようになるまで、15分間ほど煮る。器に盛り、青柚子の皮をあしらう。
! ポイント
しょうゆとうす口しょうゆ、両方を使用。秋の料理なので、少しこっくりした色合いに仕上げる。
きょうの料理レシピ
2016/10/10
杉本節子の 町家で楽しむ京ごはん
このレシピをつくった人
杉本 節子さん
生家の京町家の保存活動をしながら、杉本家代々に伝わる記録を元に、京の食文化を研究。現在は「おばんざい」のむだを出さずに使いきる合理的なレシピに着目し、紹介に努めている。
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