トルテリーニ風 水ギョーザ
詰め物をした小型のパスタ・トルテリーニをヒントにした1品です。皮はもっちり、あんはクリーミー。仕上げのひとふりでおいしさが広がります。
写真: 鈴木 泰介
*1コ分
*1コ分
*生地を休ませる時間、乾かす時間、冷蔵庫におく時間、あんの粗熱を取り、冷やす時間は除く。
材料
(14~16コ分)
- 【A】*市販のギョーザの皮でもよい。
- 【B】
- ・強力粉 100g
- ・薄力粉 50g
- ・溶き卵 1+1/2コ分
- ・塩 1つまみ
- ・オリーブ油 小さじ1弱
- 【ブールマニエ】*つくりやすい分量。
- ・小麦粉 50g
- ・バター (食塩不使用/常温に戻す) 50g
- ・鶏ささ身 3本(200g)
- ・たまねぎ 1/4コ(85g)
- ・にんじん 1/4本(50g)
- ・マッシュルーム 4コ(50g)
- ・牛乳 カップ1
- ・ピザ用チーズ 適量
- 【C】
- ・塩 適量
- ・エクストラバージンオリーブ油 適量
- ・バルサミコ酢 適量
- ・パルメザンチーズ (薄切り) 適量
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
- ・パセリ (みじん切り) 適量
- ・強力粉
- *打ち粉。
- ・塩
- ・こしょう
- ・バター (食塩不使用)
つくり方
皮をつくる。ボウルにざるを重ね、混ぜ合わせた【B】をふるう。真ん中をあけて【A】の残りの材料を入れ、菜箸4本で混ぜる。大体まとまったら手でこね、打ち粉をしながら生地をまとめる。こね台に移し、打ち粉をしながら生地を押すように練り、なめらかになったら丸める。十文字に切り込みを入れ、手で真ん中の切り目から外側に向かって4方向に生地を広げる。麺棒で真ん中から外側へ向かって上下左右にのばし、5mm厚さになったらラップではさんで冷蔵庫に約1時間おく。
◆生地は4方向にのばす◆
十文字に切り目を入れ、手で4方向に軽く広げてから麺棒を使う。のばしやすく、厚みや形を整えやすい。
冷蔵庫から1を取り出し、こね台に打ち粉をしながら、麺棒で生地を2mm厚さにのばす。再び、打ち粉をし、5~10分間そのままおいて表面を乾かす。直径10cmのセルクル型で生地を抜き、生地がくっつかないように打ち粉をしながらバットに入れる。途中、生地が抜けにくくなったら打ち粉をして生地を丸め直し、2mm厚さにのばして型で抜く。ラップをし、冷蔵庫に15分間おく。
耐熱皿に【ブールマニエ】の小麦粉を広げ、ラップをせずに電子レンジ(600W)に1~2分間かけ、ボウルにざるを重ねてふるう。小麦粉が温かいうちにバターを加え、へらで混ぜる。まとまったらラップで包む。
◆小麦粉は電子レンジにかける◆
小麦粉の水分をとばし、ざるでふるうひと手間が大切。仕上がりの舌ざわりがなめらかになり、コクが出る。
ささ身は、筋があれば取って約1cm角に切り、塩・こしょう各少々をふる。たまねぎとにんじんも約1cm角に切り、マッシュルームは根元を除いて約1cm角に切る。
フライパンにバター35gを入れて中火にかけ、4のにんじん、たまねぎ、マッシュルームの順に加えて炒め、塩・こしょう各少々をふる。しんなりしてきたら牛乳を加え、沸いたら火を止めて混ぜ合わせる。弱火にかけて3の【ブールマニエ】25gを加え、ゆっくり溶かしながら煮る。全体にとろみがついたら火を止めて4のささ身を加え、混ぜ合わせながら余熱で火を入れる。バター適量を塗ったバットに移して平らにならし、表面にラップをする。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、冷たくなるまで冷やす。
◆ささ身は最後◆
ささ身に火を入れすぎると堅くなり、パサつきの原因に。余熱を利用することでしっとり仕上がる。
2の皮を1枚手に取り、皮全体に指で水をつける。5を約大さじ1とピザ用チーズ少々をのせ、半分に折って口をしっかり閉じ、端と端を合わせる。残りも同様につくる。
鍋に湯を沸かして3%の塩を入れ、沸騰したら6を加える。弱火で2~3分間ゆで、浮いてきたら取り出す。水けをきって皿に盛り、【C】を順にふる。
◎ブールマニエ◎
西洋料理でソース類にとろみをつけるのに使われる。冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で2~3週間保存ができる。
このレシピをつくった人
大宮 勝雄さん
フランス、イギリス、ニュージーランドで研さんを積み、その経験を生かしたアイデア豊かな洋食が人気。東京・浅草の仲見世通りの近くに洋食レストランをオープンして40年になる。
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