きょうの料理レシピ
東坡肉(トンポーロー)
じっくりとうまみを凝縮させた角煮は、口の中でくずれる柔らかさに!中国の定番料理です。
写真: 川浦 堅至
エネルギー
/460 kcal
*1人分
調理時間
/180分
*肉を冷やして脂を固める時間は除く。
材料
(4人分)
- ・豚バラ肉 (塊) 600g
- ・ねぎ (ブツ切り) 1本
- ・しょうが (薄切り) 3cm角
- ・八角 (小さく割ったかけら) 2かけ
- *別名スターアニス。甘い香りがある星形のスパイス。
- 【A】
- ・紹興酒 カップ1+1/2
- ・しょうゆ カップ3/5強
- ・氷砂糖 80g
- *なければざらめ糖を使う。
- ・肉のゆで汁 (こしたもの) カップ3+1/2強
- ・ほうれんそう 1ワ
- ・塩
- ・酒
- ・こしょう
つくり方
1
豚バラ肉が十分にかぶるくらいの水をなべに入れて火にかけ、50℃(手がやっと入れられるくらい)になったら肉を入れ、ゆでる。竹ぐしがスッと通るまで、煮立てないように弱火で約1時間煮て、そのまま冷ます。ゆで汁はこし、カップ3+1/2強をとっておく。
! ポイント
竹串が通るまで、たっぷりの湯で柔らかくゆでる。ゆで汁の中のかすやアクを取り除くため、こし器に紙タオルを敷いてこす。
2
1の肉は4つから6つに切り分ける。肉がきっちりと並べられる大きさのなべに肉を入れ、ねぎ、しょうがを散らす。八角と【A】の材料も加える。汁が少なければ、かぶるくらいになるまで足す。
! ポイント
肉が動いて煮くずれたり壊れたりしないよう、なべは肉がちょうど納まるサイズで。
3
穴をあけたオーブン用の紙で落としぶたをし、弱火で2時間くらい、汁けが1/3程度になるまで煮込む。火を止め、粗熱が取れたら表面にラップをぴったりとはり、一晩冷やす。余分な脂肪が固まるので、ラップをそっとめくって脂肪を取り除く。
! ポイント
寒い台所ならそのまま、暖かければ冷蔵庫に一晩入れて脂肪を凝縮させ、ラップごと取り除く。一晩おくことで味もしみておいしくなる。
4
ほうれんそうは洗って塩ゆでし、水にさらして水けを絞る。ザク切りにし、酒大さじ1、塩・こしょう各少々であえて下味をつけ、温め直した肉に添える。こしょう少々をふる。
東坡肉(トンポーロー)を使ったレシピ
東坡肉(トンポーロー)のステーキ風
きょうの料理レシピ
2004/02/05
冬はコトコト煮込み
このレシピをつくった人
西部 るみさん
逗子在住。中国料理と日本料理の教室を主宰。食材の組み合わせと調理の配合の妙から生まれる、繊細な味わいの料理が人気。
つくったコメント