米粉のスポンジケーキ
デコレーションは、豆乳ヨーグルトを使ったクリーム。すべて植物性とは思えないほどリッチなコクと、ふわふわの軽い食感!
写真: 寺澤 太郎
*全量
*全量
*豆乳ヨーグルトの水けをきる時間、スポンジケーキを冷ます時間は除く。
材料
(直径20〜25cm、容量約2.5リットルの耐熱のガラスボウル(ステンレスのボウルでもよい)1コ分)
- 【A】
- ・豆乳 (無調整) 110g
- ・なたね油 40g
- *またはごま油(白)
- ・てんさい糖 40g
- *またはきび糖
- ・塩 1つまみ
- 【B】
- ・米粉 (製菓用) 100g
- ・アーモンドプードル 25g
- *またはコーンミール(とうもろこしを乾燥させて粉砕したもの)を茶こしでふるって使う。
- ・ベーキングパウダー (アルミニウム・小麦粉不使用のもの) 小さじ1
- ・重曹 (食用) 小さじ1/2
- ・レモン汁 20g
- 【豆乳ヨーグルトホイップクリーム】
- ・プレーン豆乳ヨーグルト (無糖) 1パック(400g)
- *全体備考参照。
- ・てんさい糖 30~40g
- *またはきび糖。
- ・塩 1つまみ
- ・ココナツオイル (液状に溶かしたもの) 65g
- ・好みのフルーツ 適量
- *ブルーベリー、ラズベリーなど。
下ごしらえ・準備
つくる前にしておくこと
1 オーブンを180℃に温めておく。
つくり方
ボウルに重ねたざるに紙タオルを敷いて豆乳ヨーグルトを入れ、冷蔵庫に一晩(8時間以上)おいて水けをきる。
ボウルに1を入れ、てんさい糖と塩を加えて、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。ココナツオイルを一度に加え、泡立て器で手早くかき混ぜる。途中で分離するが、混ぜ続けていくと乳化して、フワッとまとまる。
耐熱のボウルに【A】を入れ、てんさい糖が溶けて、乳化するまで泡立て器でよく混ぜる。【B】を加え、その上にベーキングパウダーをのせ、重曹を指でよくつぶしてのせる。
重曹の塊が残ると、ふくらみが悪くなり、苦みが出る。
なめらかになり、つやが出るまで泡立て器でしっかりと混ぜる。レモン汁を加え、手早く50回くらい混ぜる。
重曹がレモンの酸に反応してふくらみ始める前にしっかり混ぜる。レモン汁を加えたら手早く作業し、できるだけ早くオーブンに入れる。
耐熱のボウルの底を台に数回落とし、空気を抜く。ボウルごと天板にのせ、180℃に温めたオーブンで10分間、160℃に下げて20~25分間焼く。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がり。
焼き上がったらすぐにボウルを逆さまにして網に伏せ、そのまま冷ます。完全に冷めたらボウルを返し、生地の周囲を指で押して外す。
温かいうちにボウルから外すと、しぼんでしまう。外してすぐにデコレーションしない場合はポリ袋に入れて口を閉じ、乾燥を防ぐ。
6の上に2をのせてスプーンの背でならし、好みの模様をつけて好みのフルーツをのせる。
【米粉(製菓用)】
米粉100%の製菓用を必ず使う。製パン用の米粉は小麦グルテンなどを配合したものが多いので、ここでは使用しない。
【米粉でおいしくつくるポイント】
米粉は混ぜすぎても失敗することはなく、むしろ、よく混ぜたほうがふっくらしっとりおいしく仕上がる。また、とろみや粘りのある食材を合わせる、ふくらみがよくなる。
【食材メモ】
◆プレーン豆乳ヨーグルト◆
豆乳を発酵させてつくるヨーグルト。スーパーマーケット、自然食品店、インターネットなどで入手できる。
◆ココナツオイル◆
ココヤシの実(ココナツ)が原料の油。25℃以下では白い固形、25℃以上で溶けて液状になる。
【保存】
前日につくっておく場合は、生地全体をクリームで覆うようにデコレーションし、できるだけ空気に触れさせないようにして保存すると、翌日もしっとり柔らか。保存容器に入れて冷蔵庫で約2日間。
【スコップケーキにしても】
スポンジケーキが冷めたら、ボウルから出さずに仕上げて、スプーンで取り分ける「スコップケーキ」にしても。ふた付きの耐熱ガラスボウルを使えば、そのまま手みやげに。
◆デコレーションクリームのアレンジはこちら◆
豆腐チョコクリーム
このレシピをつくった人
白崎 裕子さん
神奈川県・葉山の海辺に建つ古民家にて、オーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰。
小麦粉、卵、乳製品をつかわない、お菓子やパンのレシピを、日々、考案している。
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