鯛めし
鯛(たい)を一匹使って、土鍋で炊いた鯛めし。蒸らしてふたを取れば、食欲をそそるよい香りが広がります。見た目も豪華で、お祝い事にもぴったり。
写真: 竹内 章雄
*1人分
*1人分
*昆布を水につけておく時間は除く。
材料
(4人分)
- ・たい 1匹(300~400g)
- *体長25cmほどで、ウロコと内臓を取ったもの。切り身2切れでもよい。
- ・米 400ml(カップ2)
- ・昆布 1枚(10×5cm)
- 【A】
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
- ・漬物 適宜
- ・塩
つくり方
昆布は固く絞ったぬれ布巾できれいに拭き、約カップ2の水につけて30分間ほどおく。
米はといでざるに上げ、約15分間おく。
たいは両面に塩をふる(塩の量は両面で小さじ1を使う)。
熱した焼き網で、両面に焼き色がつくまで焼く。
中までじっくり焼かずに、たいの表面を焼くつもりで。焼くことで香ばしさが出ます。
混ぜ合わせた【A】に、1の昆布だしを加えてカップ2にする。塩小さじ1/2を加えて混ぜ、味を調える。
土鍋に2を入れ、中央に1の昆布を置き、たいをのせる。5を注いでふたをし、強火にかける。
ふたを取って沸騰したことを確かめてから、弱火にし約10分間炊く。最後の30秒~1分間を強火にし、火を止めて約10分間蒸らす。
最後に再び強火にすることで、適度におこげができ、香ばしさが増します。
ふたを取って昆布を取り出し、たいの骨を丁寧に除く。たいの身をほぐしながらしゃもじでサックリと混ぜ、器に盛る。たけのこのごま汁とも好相性。好みで漬物を添えて。
このレシピをつくった人
栗原 はるみさん
料理やお菓子のアイデアいっぱいのレシピを提案し、幅広い年齢層のファンに熱い支持を得ている料理家。器選びやすてきな暮らし方など、生活全般にわたるセンスあふれる提案も人気で、テレビ、雑誌などで活躍中。著書も多数。2005年、料理本のアカデミー賞といわれる「グルマン世界料理本大賞」受賞の「Harumi’s Japanese Cooking」は世界十数か国で発売。2007年4月よりNHKワールド「Your Japanese Kitchen」で日本の家庭料理を世界に向けて発信。2013年4月より、NHKEテレ「きょうの料理」にレギュラー出演。
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