きょうの料理レシピ
ざくざく
【郷土料理 福島県】「ざくざく」は庶民に親しまれていた福島県の郷土料理。たっぷりの根菜類を、だしで煮込んだ汁物です。
写真: 工藤 雅夫
エネルギー
/120 kcal
*1人分
調理時間
/40分
*するめ、昆布、煮干しを つける時間は除く。
材料
(2~3人分)
- ・鶏もも肉 60g
- ・里芋 60g
- ・大根 40g
- ・にんじん 20g
- ・ごぼう 30g
- ・生しいたけ 1枚
- ・こんにゃく 30g
- ・凍(し)み豆腐 1枚
- *豆腐を薄く切って凍らせ、乾燥させた東北地方などの乾物。高野豆腐でもよい。
- 【A】
- ・するめ 1/4枚(15g)
- ・昆布 3g
- ・煮干し 5g
- 【B】
- ・酒 大さじ1/2
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・みりん 小さじ1
- ・塩 少々
- ・塩
つくり方
1
【A】のするめは1.5cm長さの細切りにし、水カップ3+1/2に一晩つけておく。するめを取り出して昆布と煮干しを入れ、1時間ほどおいて火にかけ、煮出してこす。
2
里芋は皮をむいて6~7mm厚さの半月形に切り、塩でもんで水洗いする。大根は5mm厚さのいちょう形に切り、にんじんは5mm厚さの半月形に切る。ごぼうは乱切りにし、しいたけは軸を切り、放射状に切る。
3
鶏肉は一口大のそぎ切りにする。こんにゃくは湯通しし、一口大にちぎる。凍み豆腐は水につけて戻し、食べやすく切る。
4
鍋に1のだしカップ2+2/3、取り出したするめ、2、3を入れ、材料が柔らかくなるまで10~15分間煮る。【B】を加え、味を調える。
全体備考
福島県の郷土料理。たっぷりの根菜類を、だしで煮込んだ「ざくざく」は、武家中心の料理だった「こづゆ」と似ていますが、こちらは庶民に親しまれていた料理だそう。名前の由来は諸説ありますが、具をザクザクと切ったことから、とも具がザクザク入っているからともいわれています。
きょうの料理レシピ
2014/11/03
【日本縦断 秋の郷土料理大集合!】北海道~東北編
このレシピをつくった人
浜崎 典子さん
料理学校の校長を務めた経験を生かし、料理番組や雑誌のフードコーディネート、講習会など各種メディアで活躍している。郷土料理にも造詣が深い。
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