さけと秋野菜のチーズ焼き
手ごろで買い求めやすい甘塩ざけをつかってフレンチに。マヨネーズとレモン汁の効果で塩けがまろやかになると同時に、パサつかず、ふっくらと焼き上がります。
写真: 吉田 篤史
*1人分
材料
(2人分)
- ・塩ざけ (甘塩/切り身) 2切れ
- 【A】
- ・マヨネーズ 大さじ2
- ・レモン汁 大さじ2
- 【秋野菜の蒸し煮】*つくりやすい分量。
- ・れんこん 300g
- ・さつまいも 300g
- ・トマト (小) 2コ
- ・ピザ用チーズ 適量
- ・酢 少々
- ・塩 少々
- ・こしょう 少々
つくり方
さけは骨があれば除き、【A】で下味をつけておく。
れんこんは皮をむいて一口大の乱切りにし、酢少々を加えた水にさらし、水けをきる。さつまいもは皮付きのまま、一口大の乱切りにする。トマトはヘタを除き、ザク切りにする。
鍋を中火で熱し、1のさけの汁けを軽くきって並べる。両面を20~30秒間ずつ焼き、マヨネーズの油が分離して浮いてくる程度で取り出す。
2のれんこん、さつまいもを入れ、鍋に残った油分をまとわせるようにして炒める。トマトを加え、塩・こしょう各少々をふり、ふたをして弱めの中火で約10分間、時々混ぜながら蒸し煮にする。
野菜に火が通ったら耐熱皿2枚に適量ずつ広げ、3のさけを1切れずつのせる。チーズを散らし、オーブントースターで約5分間、チーズが溶けて焼き色がつくまで焼く。
《マヨネーズとレモン汁につける》
マヨネーズとレモン汁を合わせたボウルにさけの切り身を加えます。両面にまとわせるようにしてなじませればよく、長時間つけ込む必要はありません。
《秋野菜の蒸し煮は肉や魚の副菜としても》
さけのチーズ焼きの下に敷いた野菜は、それだけで食べごたえのある副菜になります。秋においしいれんこん、さつまいもを炒め、水やスープは加えず、トマトの水分だけで蒸し煮にするから、うまみがギュッと凝縮。煮くずれたトマトがソースのようにからみ、冷めてもおいしくいただけます。さけを焼いたあとの鍋でつくるときは、残ったマヨネーズの油分を利用しますが、野菜料理として単独でつくるときは、オリーブ油少々を熱して野菜を炒め、そこにトマトを加えて蒸し煮にします。
このレシピをつくった人
進藤 聡子さん
調理師専門学校を卒業後、都内のフランス料理店に7年間勤務し、2005年に独立。ソムリエである夫とともに、東京・広尾にフランス料理店を開く。女性シェフの繊細な料理と豊富なワインリストが評判を呼び、食通の集う人気店に。
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