ペリメニ(水ギョーザ)
ペリメニはロシアを代表する料理のひとつ。中身の具や包み方は家庭や地域によっていろいろですが、サワークリームやディルを添えて食べるのが一般的です。
写真: 日置 武晴
*1コ分
*ペリメニの皮をつくる時間は除く。
材料
(24コ分)
- 【肉ダネ】
- ・合いびき肉 150g
- ・たまねぎ (みじん切り) 1/4コ分
- ・にんにく (すりおろす) 1/2かけ分
- ・プレーンヨーグルト (無糖) 大さじ1
- ・塩 小さじ1/2
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
- ・ペリメニの皮 24枚
- ・サワークリーム 適量
- ・ディル (細かく刻む) 適量
- ・細ねぎ (小口切り) 適量
- ・レモン (くし形を半分に切る) 適量
- ・バター 適量
- ・塩 適量
- ・黒こしょう (粗びき) 適量
下ごしらえ・準備
ペリメニの皮のつくり方(24枚分)
1 ボウルに強力粉250gと塩小さじ1を入れ、ざっと混ぜる。オリーブ油大さじ1を加え、指ですり合わせながら、混ぜる。
2 ぬるま湯140mlを一度に加え、ひとまとめにする。堅く絞ったぬれ布巾をかぶせ、室温で30分間休ませる。
! ポイント
休ませることで、粉と水分がなじんでこねやすくなる。
3 台の上に軽く打ち粉(強力粉)をふり、2の生地をのせる。手のひらのつけ根で押したり、のばしたりしながら、なめらかになるまで8分間ほどこねる。
4 4等分にして棒状にのばす。それぞれ6コずつに切り分け、くっつかないようにかたくり粉を薄くまぶす。
5 親指と人さし指で輪をつくり、その中で丸く形を整える。
6 手のひらのつけ根でぐっと押し、平らな円形にする。
7 指の腹で少しずつのばしながら、直径6cmほどの大きさにする。
8 残りの生地も同様にのばし、間にかたくり粉適量をまぶして6枚ずつ、4つの山に重ねる。
つくり方
【肉ダネ】をつくる。ボウルにすべての材料を入れ、粘りが出るまで手でよく練り混ぜる。
ペリメニの皮に【肉ダネ】を適量のせ、縁に水をつける。
皮を半分に折って口をしっかり閉じ、端と端を合わせる。
指で具を押し込むようにしながら、縁をとめていく。半月状になったら、両端を合わせる。
合わせた片方の端を引っ張り、クルッとうしろでとめる。
しっかりうしろでとめておくと、ゆでても形がくずれない。
たっぷりの湯を沸かした鍋に入れ、鍋底につかないよう、すぐに菜箸で混ぜる。浮いてきたら、さらに2~4分間強火のままゆで、ぷっくりふくらんで皮が透き通ってきたら、火を止める。
大きな鉢などにゆで汁ごと盛り、サワークリーム、ディル、細ねぎ、レモン、バター、塩、黒こしょうなどを添える。
《食べ方》
◎ゆで汁をきって器に盛り、サワークリーム、ディル、細ねぎをのせ、黒こしょうをふる。
◎ゆで汁ごと器に盛り、レモン汁、バター、塩、黒こしょうでゆで汁の味を調え、スープ仕立てに。好みでディルやサワークリームを添えても。
《保存について》
ゆでる前の状態で、ラップを敷いたバットに間隔をあけて並べ、上からラップをかけて冷凍庫で一晩凍らせる。凍ったらポリ袋に移して冷凍庫へ。食べるときは、凍ったまま、たっぷりの湯でゆでる。
このレシピをつくった人
高山 なおみさん
レストランのシェフを経て、料理家になる。素材の力を生かしたシンプルな料理が得意。日々の暮らしの中で、無理なく自然に料理をし、食べることを楽しんでいる。書籍、雑誌、テレビなどを活動の拠点とする。
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