ハンバーグ・ステーキ
ハンバーグ・ステーキは、あくまでも「ステーキ」。肉を最高においしく食べる焼き方とソースをご紹介します。
写真: 日置 武晴
*タネを冷やす時間、ドミグラスソースをつくる時間は除く。
材料
(2人分)
- 【ハンバーグ・ステーキ】
- ・牛もも肉 (塊) 320g
- ・豚もも肉 (塊) 80g
- ・牛脂 10~20g
- ・豚の脂 10~20g
- ・たまねぎ 50g
- 【A】
- ・パン粉 (乾) 20g
- ・牛乳 大さじ1+1/3
- ・溶き卵 1/2コ分
- ・ドミグラスソース 大さじ4
- ・クレソン 適量
- ・サラダ油
- ・塩
- ・黒こしょう (粗びき)
- 【ドミグラスソース】*つくりやすい分量/2~2.5kgできる
- ・牛ひき肉 1kg
- ・にんじん 1本
- ・セロリ (茎) 1本
- ・たまねぎ 1コ
- ・ミニトマト 1パック(200g)
- ・赤ワイン 1本(720g)
- ・トマトジュース (食塩無添加) 900g
- 【B】
- ・ローリエ 1枚
- ・タイム (生) 2~3本
- ・クローブ 少々
- ・ジュニパーベリー (あれば) 小さじ1
- *西洋ねずの実を乾燥させたスパイス。松の実に似た香りで、肉料理やジンの香りづけに使われる。
- ・小麦粉 100g
- ・サラダ油
- ・塩
つくり方
にんじん、セロリ、たまねぎは1cm角に切る。ミニトマトはヘタを取って半分に切る。
フライパンにサラダ油大さじ3を熱し、にんじん、セロリ、たまねぎを強火で炒める。
別のフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、ひき肉を広げ入れ、塩小さじ1をふる。均一にほぐれるように泡立て器で混ぜ、色が変わるまで炒める。
2の野菜に赤ワインを注ぎ、煮詰めてアルコールをとばす。
大きな鍋に3と4を移し、トマトジュース、ミニトマト、【B】のスパイスを加えて強火にかけ、ひき肉をほぐしながら混ぜてうまみを出す。
水2リットルを注ぎ、煮立ったら中火にし、時々混ぜながら煮込む。水分が半量に煮詰まったら、煮込み始めと同じ量まで水を加える(差し水)。あとは最初の半量の水位を保つように、時々差し水を繰り返しながら、合計で3時間ほど煮込む。
耐熱皿に小麦粉を広げ、ラップをせずに電子レンジ(600W)に5~6分間かける。途中、30秒~1分ごとに取り出してフォークで混ぜる。写真のように薄い茶色になればよい。
7をフライパンに入れて弱火にかけ、サラダ油125mlを加えて溶き混ぜる。
6のソースを8のルーにカップ1~2ずつ加え、泡立て器で混ぜながら溶きのばしていく。
トロリとして混ぜやすい状態になったら、6の鍋に戻し入れ、よく混ぜ合わせる。
こし器を通して別の鍋に移し、こし器に残った材料に水少々を回しかけ、ギュッと押してうまみを残さず加える。
再び中火にかけ、10~20分間煮る。とろみがつき、酸味が落ち着いてうまみが濃くなればでき上がり。
たまねぎはみじん切りにする。フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱してたまねぎを入れ、塩・黒こしょう各少々をふってきつね色になるまで炒め、冷蔵庫で冷やす。
たまねぎと肉は同じ温度にして合わせます。
まな板は使う前に冷蔵庫で冷やす。半解凍にした肉と脂をのせ、包丁で粗みじん切りにする。
肉と脂を合わせてさらに細かくたたき、ひき肉状にする。
15をドーナツ状にし、中央にたまねぎと【A】を入れる。包丁をねかせて押しつけ、周囲から中央へと混ぜ合わせる。だいたい均一になったらラップで包み、冷蔵庫で10分間ほど冷やす。
16のタネの半量をまな板に取り出し、残りは冷蔵庫に戻す。取り出したタネは、16と同様に混ぜ続ける。
全体がなめらかになったら、包丁の腹を押しつけて空気を抜きながら1cm厚さにのばす。縁を整え、20×12cmほどの木の葉形に成形する。
上面に、包丁の刃をねかせて3cm間隔の格子状に、浅く切り目を入れる。
皿などにのせてラップをかけ、冷蔵庫で30分間ほど冷やす。残りのタネも、17~19と同様に混ぜて成形し、冷やす。
20を冷蔵庫から出し、焼く直前に、上面だけに塩・黒こしょう各適量をふる。厚手のフライパンにサラダ油大さじ1+1/2を強火で十分に熱し、タネの切り目を下にして入れる。
反対側にも塩・黒こしょう各適量をふって5分間ほど焼き、縁にも火が通って色が変わったら上下を返す。上から軽く押してみて透明な肉汁が出てきたら、すぐに火を止めて1~2分間おき、皿に盛る。温めたドミグラスソースをかけ、クレソンを添える。もう1枚も同様に焼く。
蒸し焼きにすると表面が柔らかくなって肉汁が流れやすいので、ふたをせずに両面を焼き固めます。
このレシピをつくった人
大宮 勝雄さん
フランス、イギリス、ニュージーランドで研さんを積み、その経験を生かしたアイデア豊かな洋食が人気。東京・浅草の仲見世通りの近くに洋食レストランをオープンして40年になる。
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