焼きなすとツナの冷製カッペリーニ
焼いたなすの香ばしさが食欲をそそる、夏にぴったりの冷製パスタ。ツナとアンチョビでコクを出した焼きなすペーストに、パスタがよくからみます。冷製なので量も少なめにして、あっさりいただきます。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*なすの粗熱を取る時間は除く。
材料
(2人分)
- 【焼きなすペースト】
- ・なす 3コ
- ・ツナ (缶詰/油漬け) 正味60g
- ・アンチョビ (フィレ) 2枚
- ・赤ワインビネガー 小さじ1
- ・オリーブ油 大さじ1+1/3
- ・塩 2つまみ
- ・カッペリーニ 60g
- *「髪の毛」という意味の 極細パスタで、太さは 0.9~1mm ほど。冷製パスタに向く。
- ・ミント 適量
- ・塩
- ・オリーブ油 小さじ1
- ・黒こしょう (粒)
つくり方
【焼きなすペースト】をつくる。なすはガクにぐるりと切り目を入れて除き、底部に箸を深く刺して1か所穴を開ける。なす全体が黒くなるまで約160℃のオーブンで25分間焼く。粗熱が取れたらヘタを除いて皮をむき、ザク切りにする。
焼き網にのせ、じか火で焼いてもよい。
フードプロセッサーに、【焼きなすペースト】の材料を入れ、一気にかくはんしてペースト状にする。
鍋にたっぷりの湯を沸かして2%の塩(湯1リットルに対して20gが目安)を入れる。カッペリーニを袋の表示時間どおりにゆで、ざるにあけてざるごと氷水にさらす。
カッペリーニが冷えたら水けをきって布巾にあけ、布巾ごとよくふってしっかり水けを取る。
カッペリーニを器に盛り、2をかける。オリーブ油をかけ、黒こしょうをたたいて散らす。刻んだミントを散らし、葉の形のままのミントをあしらう。
【おいしいパスタをつくるには】
パスタのソースをつくるときは、火加減に注意して。食材を焦がすことなくじっくりと色をつけたり、香りを移せるよう、鍋の様子をしっかり見てください。基本的に、冷たいものを鍋に入れたときは一度火を強める、と覚えておくといいでしょう。スパゲッティをゆでるときには、湯にしっかり塩を加えること。これも味のうちです。湯に入れたら、くっつかないようにすぐに箸でかき混ぜて。湯の表面がポコポコするくらいの火加減を保つといいですね。温かいソースとパスタを合わせるときは、手早く「あえる」ことが肝心!くれぐれも「炒める」ことのないようにしてくださいね。
このレシピをつくった人
落合 務さん
東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。
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