甘酒どら焼き
フライパンで手軽にできるどら焼きです。甘酒入りの生地で、普通のどら焼きよりも口当たりは、しっとり、もっちり。
写真: 野口 健志
*1コ分
*生地を休ませる時間は除く。
材料
(直径6~7cm・12コ分)
- ・卵 (M) 2コ(100g)
- ・砂糖 100g
- ・甘酒 (市販/濃縮タイプ) 90g
- *甘酒には、こうじからつくったものと酒かすからつくったものがあるが、ここではこうじからつくったものを使用。
- ・重曹 2g
- *「食品添加物」と表示されているもの。
- ・薄力粉 120g
- ・ゆで小豆 (缶詰) 360g
- ・サラダ油
下ごしらえ・準備
1 砂糖と薄力粉はそれぞれ、目の細かいざるでふるっておく。
2 甘酒はすり鉢ですりつぶすかミキサーにかけて、なめらかにしておく。
3 重曹は水小さじ1で溶いておく。
4 ゆで小豆は30gずつに分け、12等分にしておく。
つくり方
ボウルに卵を割り入れ、泡立て器で卵白のコシを切るように溶きほぐす。砂糖を加え、とろみがつくまで泡立てて、甘酒を加えて混ぜる。
水で溶いておいた重曹を1に混ぜる。
ふるった薄力粉を2の表面にまんべんなくふり入れ、泡立て器で底からすくい上げるように混ぜる。ラップをかけ、室温に30分間ほどおいて生地を休ませる。
3に水35~45mlを生地の状態を見ながら、少しずつ加える。ゴムべらですくうと、スーッと流れ落ち、落ちた跡が生地の表面ですぐに消える程度を目安にする。水は全部加えなくてもよい。
フッ素樹脂加工のフライパンをごく弱火で温め、サラダ油少々をしみ込ませた紙タオルで拭くように薄く塗る。まず、試し焼きをする。4の生地小さじ1/2を1か所に落とす。自然に丸く広がるので、そのまま40~50秒間焼く。表面に気泡が出たら上下を返して20秒間ほど焼き、生地に厚みが出てふっくらと焼けたらOK。生地を大さじ1強ずつすくい、試し焼きと同様にして流し入れ、間隔をあけて2~3枚ずつ焼く。
試し焼きをしたときに、生地が薄いままでふっくらとしなかったら水適量を足してゆるくする。また、上下を返したときに焦げつくようなら、火加減を弱くする。
表面に気泡が出てくるまで1分間ほど焼く。フライ返しを生地の下に差し入れ、上面を竹串で押さえて上下を返し、20秒間ほど焼く。金網などの上にのせ、冷ます。残りの生地も同様に全部で24枚焼く。
先に焼いた生地の面を下にしてバットに並べる。1枚を手のひらにのせ、ゆで小豆の1/12量(30g)をのせ、へらやスプーンで表面をならす。その上に生地をもう1枚重ね、手のひらで軽く押さえる。残りも同様につくる。
《甘酒の風味をしっかり出すには》
生地に甘酒ソース(下記)を塗ってから、ゆで小豆をのせて、もう1枚の生地ではさむとよい。
《甘酒ソース》
甘酒適量を、すり鉢ですりつぶすかミキサーにかけ、なめらかにする。分量の目安は、どら焼き12コ分で約100g。
このレシピをつくった人
酒井 礼子さん
和風の創作菓子を提供する甘味店のオーナーシェフを経て、現在は、食全般のプロデューサーとして、カフェやレストラン、和菓子店などのプロデュースを務める。ナチュラルな素材を使って、ざん新な発想でアレンジした菓子づくりが得意。
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