ニース風サラダ
ポテトやゆで卵、ツナを合わせたおしゃれなボリュームサラダです。オリーブとアンチョビの塩けで野菜をおいしくいただきましょう!
写真: 吉田 篤史
*ゆで卵をつくる時間は除く。
材料
(2人分)
- ・じゃがいも (メークイン) 1~2コ(150g)
- ・さやいんげん 9本
- ・トマト 1コ
- ・ピーマン 1コ
- ・黒オリーブ 10コ
- ・ツナ (缶詰/ソリッドタイプ) 120g
- *身をほぐしていないもの
- ・アンチョビ (フィレ) 4枚
- ・固ゆで卵 2コ
- 【ドレッシング】*つくりやすい分量。様子を見て量を加減する。
- ・赤ワインビネガー 小さじ1
- *白ワインビネガー、米酢でもよいが、米酢の場合 は大さじ1/2に増やして酸味のバランスを調整するとよい。
- ・塩 小さじ1/2
- ・フレンチマスタード 小さじ1
- ・こしょう 少々
- ・オリーブ油 大さじ4~5
- ・塩
つくり方
じゃがいもは1.5cm幅の半月形に切り、水にさらす。水けをきって鍋に入れ、新た
に水をヒタヒタに注ぎ、塩小さじ1/3を加え、ふたをして中火にかける。煮立ったら火を弱めて8~9分間ゆで、竹串がスッと通ればざるに上げて粗熱を取る。
皮をむいて食べやすく切り、少ない水分で、かつ、ふたをしてゆでると短時間で柔らかくなります。メークインを使い、水にさらしてでんぷんを落とし、塩を少々加えてゆでるのが煮くずれさせないコツ。
さやいんげんは太ければ縦半分に切る。塩少々を入れた湯で柔らかめにゆで、ざるに上げて粗熱を取る。トマトはヘタを除き、一口大の乱切りにする。
おひたしでは色よく仕上げることを重視しますが、柔らかめにゆでると甘みが出て、また違ったおいしさに。縦半分に切るときは、筋に沿わないでそぐようにすると、豆の断面がきれい。
ピーマンはおしりのほうから2~3mm厚さの輪切りにする。種が出てきたら、上の
ほうからヘタごとくりぬき、残りも輪切りにする。
この方法ならピーマンの種が散ることなくスムーズ。ヘタの部分は上から指で押すか、瓶のアルミキャップでくりぬくと簡単に取り除けます。
黒オリーブは水けをきる。ツナは缶汁を軽くきる。アンチョビは斜めに7mm幅に切る。ゆで卵は殻をむき、4等分のくし形に切る。
【ドレッシング】をつくる。ボウルに赤ワインビネガーと塩を入れ、よく混ぜて塩を溶かす。フレンチマスタード、こしょうを加え、オリーブ油を加えながらよく混ぜる。1のじゃがいもに大さじ1弱を加え、よく混ぜる。
塩は油に溶けにくいので、最初に酢と合わせて溶かします。その次に、酢と油のつなぎ役でもあるマスタードを。酢は香りがよく、酸味のキリッとした赤ワインビネガーがおすすめです。
レタスは洗って水けをよくきり、ちぎって器に並べる。2〜5の具を彩りよくのせ、【ドレッシング】を適量かける。
味のしみにくいじゃがいもは先に少量の【ドレッシング】であえておき、残りの【ドレッシング】は、盛りつけたあとにたらすようにかけます。アンチョビや黒オリーブにも塩けがあるので、食べながら味をみて、足りなければ少しずつ補うようにしましょう。
《黒オリーブが余ったら》
汁けをきってジッパー付きの保存袋で冷凍すれば、2か月間は保存できます。アンチョビも、油ごと小さな容器で冷凍すれば約1か月間保存可能。余ってしまうから、と省かずにぜひ使ってみて!
《ここをマスター》
・じゃがいもやゆで卵をゆでる水は少なめに。ふたを使い、短時間で沸騰させてゆでよう。
・さやいんげんは柔らかめにゆでて甘みを楽しもう。断面を見せる切り方も覚えて。
・ピーマンはおしりから輪切りにすればスムーズ&スピーディー。
・ドレッシングはかけすぎ注意! オリーブとアンチョビの塩けも味つけのうち。
このレシピをつくった人
脇 雅世さん
約10年フランスに滞在し、パリの料理学校やレストランで料理を習得。帰国後はテレビや雑誌でフレンチのエスプリをベースにしたレシピを提案している。料理のジャンルは和洋中からお菓子まで。神楽坂で主宰する料理教室は35年以上続いている。2014年フランス政府より農事功労章を受勲。
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