さんまの蒸し煮 オイル漬け
すっきり味の、さんまのオイルサーディン風マリネ。つくりおきおかずにぴったりです。
写真: 岡本 真直
*1人分
*冷ます時間、味をなじませる時間は除く。
材料
(2人分)
- ・さんま 2匹(300~350g)
- ・塩 小さじ2
- ・たまねぎ (小) 1コ(150g)
- 【煮汁】
- ・ローリエ 1枚
- *全体備考参照。
- ・白ワイン カップ1/2
- ・水 カップ1/2
- 【マリネ液】
- ・サラダ油 カップ1
- ・オリーブ油 大さじ2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・黒こしょう (粒) 小さじ1
- ・レモン (輪切り) 適量
つくり方
さんまはさんまの中国風煮物の1~5と同様に下処理をし、両面に塩をふる。たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。
フライパンにたまねぎを広げて入れ、さんまをのせる。【煮汁】の材料を加え、ふたをして中火にかける。煮立ったら弱火にし、約20分間蒸し煮にする。火を止め、そのまま約30分間おいて冷ます。
2はふたを少しずらして汁を捨てる。密封容器にさんまとたまねぎを移し、【マリネ液】の材料を混ぜ合わせて注ぐ。【マリネ液】からさんまが出ていたら、サラダ油少々(分量外)を足すとよい。ふたをして冷蔵庫に入れ、30分間以上おいて味をなじませる。器に盛り、半分に切ったレモンを添える。
ふたでさんまとたまねぎを押さえながら、煮汁だけを捨てる。マリネ液はよく混ぜて注ぐ。こうすると、味にむらができない。
【さんま】
腹は銀色で背は青黒く、細長いボディーは刀のようにシャープ。「秋刀魚」と書き、夏から秋が旬。夏に北海道から南下を始め、秋には三陸から房総へ。この時期のさんまは、脂がのって味もよい。漁獲高によって値段は変わるが、比較的安く、庶民的な魚として親しまれている。定番の食べ方は塩焼き。新鮮なものは内臓も食べられ、ほろ苦い味を好む人も多い。
【さんま選びのポイント】
腹の部分がしっかりとしていて張りとつやがあり、銀色の部分が輝いているものが新鮮。巻き網などを使った漁が多いためウロコはほとんど取れているが、鮮度と関係はない。
【食材メモ】
◆ローリエ◆
月桂樹の葉を乾燥させたもの。魚や肉のクセを取り除く効果があり、上品ですっきりとした香りを持つ。ベイリーフ、ローレルとも呼ばれる。
【保存】
ふたをして冷蔵庫に入れる。約2週間を目安に使いきる。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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