さんまの中国風煮物
たっぷりのにんにくと中国風の調味料で、いつもの煮つけが様変わりします。オイスターソースとごま油のコクで、食べ応えのある魚料理に。
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(2人分)
- ・さんま 2匹(300~350g)
- ・にんにく 4かけ
- ・赤とうがらし 1本
- ・ねぎ 1本
- 【煮汁】
- ・オイスターソース 大さじ2
- *全体備考参照。
- ・砂糖 大さじ1
- ・ごま油 大さじ1
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・水 カップ1+1/2
つくり方
まな板に新聞紙などを敷き、さんまをのせる。胸ビレの付け根に包丁を斜めに入れ、頭を切り落とす。
残った胴を3等分に切り分ける。骨や内臓ごと、胴を筒状に切るので、「筒切り」と呼ばれる。
切り口に指(または割り箸)を入れ、内臓を押してぬく。内臓と頭は下に敷いた新聞紙に包んで捨てる。
ボウルに水をはり、3のさんまを入れて洗う。指を入れて腹の中に残った血のかたまりなどを取り除き、水でサッとすすぐ。
ペーパータオルにはさんで、水けをしっかりと拭く。
ねぎは4cm幅に切る。にんにくは薄皮を除き、赤とうがらしは種を除く。
フライパンに【煮汁】の材料を入れて中火にかける。煮立ったら、にんにく、赤とうがらしを入れ、さんまを並べ入れる。
ペーパータオルは折りたたんで水でぬらし、軽く絞る。7が再び煮立ったら、ぬらしたペーパータオルを広げてかぶせる。こうすると【煮汁】がペーパータオルに吸い取られず、全体に行き渡る。
ふたを少しずらしてかけ、【煮汁】の量が1/2量くらいになるまで約10分間煮る。ねぎを加え、さらに約5分間煮る。
【さんま】
腹は銀色で背は青黒く、細長いボディーは刀のようにシャープ。「秋刀魚」と書き、夏から秋が旬。夏に北海道から南下を始め、秋には三陸から房総へ。この時期のさんまは、脂がのって味もよい。漁獲高
によって値段は変わるが、比較的安く、庶民的な魚として親しまれている。定番の食べ方は塩焼き。新鮮なものは内臓も食べられ、ほろ苦い味を好む人も多い。
【さんま選びのポイント】
腹の部分がしっかりとしていて張りとつやがあり、銀色の部分が輝いているものが新鮮。巻き網などを使った漁が多いためウロコはほとんど取れているが、鮮度と関係はない。
【食材メモ】
◆オイスターソース◆
かきを原料にしてつくられる中国の調味料。甘辛味で、濃厚な風味とうまみ、コクがある。かき油とも呼ばれる。
このレシピをつくった人
小田 真規子さん
健康に配慮した、つくりやすく、おいしい料理に定評がある。料理の基本、つくりおき、一人鍋、おつまみ、冷凍の活用、つくりやすい減塩メニューなど、初心者からシニア向けまで幅広く多種多様に料理を提案。身近な材料を活かした手軽なレシピが人気を集めている。
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