おいしいご飯の炊き方
「米の洗い方」、「米を浸水させる」ことが、二大ポイント!
写真: 榎本 修
*1人分
*米をざるに上げておく時間、炊く時間は除く。
材料
(つくりやすい分量/約4人分)
- ・米 2合(360ml)
- ・好みの漬物 適宜
- *あれば。
- ・梅干し 適宜
- *あれば。
つくり方
大きめのボウルとざるを用意しておく。米の水けをきるときは、米が流れないように、ざるを使うと便利。炊飯器付属のカップに米を多めに入れ、指(または菜ばし)で表面をならして、すりきりにし、2合量る。
大きめのボウルにたっぷりの水を入れ、米を加えてサッと混ぜる。
ボウルの縁にざるを当て、すぐに水を捨てて、米の表面の汚れや若干のぬかを洗い流す。
作業は手早く。米がぬか臭くならないようにスピーディーに。
手のひらの手首に近い部分で、米が割れないように力を加減しながら、米を押すように混ぜる。
はじめは米が泳がない程度の水で、手早く数回混ぜるようにして洗う。さらにたっぷりの水を注ぎ、手で大きく混ぜながら洗う。ボウルの縁にざるを当て、すぐに水を捨てる。
4~5を約3回繰り返す。水が透き通ってきたら米をざるに上げ、深さのある皿などにのせて4~5分間おき、水けをきる。
炊飯器の内釜に米を入れ、「白米」の2合の目盛りまで水を加える。約30分間おき、浸水させる。炊飯器で普通に炊く。
この浸水時間を守って。米が水分を吸って、ふっくらとした仕上がりに。
ご飯が炊き上がったら、そのまま5~10分間おいて蒸らす(炊飯器によって、蒸らしが終わった時点で炊き上がりになるものもある)。しゃもじで空気を含ませるように、全体をサックリと混ぜる。器に盛り、あれば好みの漬物、梅干しを添える。
【米は、ふんわりとカップに入れて】
米を量るとき、米をカップに入れたら、途中で米を押さえつけたり、トントンと底をたたいたりしないようにしましょう。ふんわりと入れてすりきりで量ることが大切です。
【炊飯器付属のカップと、計量カップは違います!】
ビギナーが間違えやすいのが、これ。米を量るときの炊飯器付属のカップは、カップ1=1合=180mlです。料理に使う計量カップは、カップ1=200ml。しっかり覚えておきましょう。
【すし飯を炊くとき、米の保存にもご注意を】
ご飯を炊くときは、水分量が大事。特にすし飯をつくる場合は、あとで合わせ酢を加えるので、その分、水加減を少なめにすること。また米を買ってきたら、おいしいうちに半月~1か月で使いきるのがベターです。保存するときは密封容器などに入れ、15℃以下の風通しのよい場所に置くこと。ぬれた手で米を触ると、カビや細菌の発生の原因になるので、注意しましょう。
このレシピをつくった人
髙城 順子さん
幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。
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