太巻き
薄焼き卵や市販の加工品を活用した、お手軽具材でつくるシンプルな太巻きです。
写真: 野口 健志
*1本分
*薄焼き卵を冷ます時間、きゅうりに塩をふ っておく時間は除く。
材料
(2本分)
つくり方
【薄焼き卵】は、ちらしずしの1と同様に焼く(溶き卵は全量流す)。冷めたら、半分に切って1枚ずつ横長に広げ、切った辺からクルクル巻く。きゅうりは縦半分に切ってバットに並べ、塩をまぶして約10分間おく。水でサッと洗って水けを拭く。
巻きすは表を上、糸の結び目があれば向こう側にして広げ、のり1枚を表(ツルツルしているほう)を下にして縦長にのせる。すし飯の1/2量をのせ、のりの向こう側2cmを残して、しめらせた指で少しずつ広げる。
すし飯の中央に、きゅうり、かにかまぼこ、巻いた【薄焼き卵】、でんぶの各1/2量を横長にのせる。
巻きすの端に親指を当て、指で具を押さえながら、手前から持ち上げる。
すし飯の端と端を合わせるように、一気に巻く。指でのりの端に水少々をつけ、巻きすの向こう側を持ち上げて少し転がし、のりを貼り合わせる。
のりの合わせ目を下にし、巻きすごと上から押さえて形を整える。すしを端に寄せて巻き直し、堅く絞ったぬれ布巾で端を押さえて整える。残りも同様に巻く。
包丁はぬれ布巾で拭いて表面をぬらす。こうすると、ご飯がつきにくく、切りやすい。1回切るごとに拭いてぬらす。
6を横長に置き、半分に切る。さらに半分に切り、これを繰り返して8等分に切る。小さくなってきたら、指で押さえながら切るとよい。器に盛り、しょうがの甘酢漬けを添える。
【巻きす】
竹を細く割り、糸ですだれ状に編んだもの。巻きすだれとも呼ばれます。一般に、平らでツルツルしたほうが表。巻きずしのほか、ゆでた青菜の水けを絞ったり、大根おろしや豆腐の水けをきったりするときにも利用できます。使ったあとは、よく洗い、風通しのよいところに置いてしっかりと乾かしてからしまいましょう。最近は、樹脂製の巻きすもあります。
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