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きょうの料理レシピ

えんどうあんのあんパン

素朴なおいしさな豆の味が凝縮された手づくりあんがたまらない一品です。生の豆を使うと、思いのほか簡単に、ハッとするほど鮮やかな緑色に仕上がりますよ。

えんどうあんのあんパン

写真: 澤井 秀夫

エネルギー /170 kcal

*1コ分

調理時間 /40分

*粗熱を取る時間は除く。

材料

(6コ分)

【えんどうあん】*つくりやすい分量
・えんどう豆 (正味)240g(約カップ2)
*さや付きで700g。
・砂糖 120g
・重曹 少々
*あれば。
・ロールパン 6コ
・塩
・バター (室温に戻す)

つくり方

1

えんどう豆は、多めの塩と重曹を加えた湯で柔らかくゆで(湯カップ6に対して塩小さじ1強<8g>が目安)、ちょろちょろと流水を細く注ぎながらゆっくり冷ます(えんどうの卵とじ12参照)。粗熱が取れたらえんどう豆を取り出し、さらしに包み、すりこ木でつぶす。

! ポイント

たたいたり、のしたりしながら、大きな粒がなくなるまでつぶして。

2

1を鍋に移し、砂糖を加え、弱めの中火で煮ていく。

3

砂糖が溶けて水分が出てきたら、そのまま混ぜながら3~4分間煮詰める。

! ポイント

冷めると甘みを感じにくくなるので、ここで少し食べてみて、甘みが足りないようなら砂糖適量を加える。そうするとちょうどよい甘さのあんになる。

4

3を杉板(菓子折のふたなどをとっておくとよい)などに小分けにして取り出す。堅く絞ったさらしをかけ、乾かないようにしながら粗熱を取る。

! ポイント

杉の板が余分な水分を吸ってくれる。

5

ロールパンにスプーン先で穴を開け、そのまま奥まで入れて内部にスペースをつくる。ナイフにバター適量をとり、ロールパンの内側に塗る。えんどうあんをスプーンにとり、ロールパンの内側にたっぷり詰める。同様に計6コつくる。

全体備考

【えんどうあんが余ったら】
◆保存◆
保存容器に入れて、冷蔵庫で2~3日保存可能。

◆こんな食べ方も◆
・そのままお弁当に詰めたり、ゆでた白玉と食べても。
・一口サイズのかわいい「おはぎ」は、お茶請けにも喜ばれます。

◎えんどうあんのおはぎのつくり方
1、ご飯に砂糖少々を加え、すり鉢で半ずりにつぶす。
2、一口大に丸め、えんどうあんをのせる。

きょうの料理レシピ
2012/05/07 土井善晴の初夏のおいしいもん

このレシピをつくった人

土井 善晴

土井 善晴さん

おいしいもの研究所代表。長年にわたる多様な食の経験から、和食文化の伝統を踏まえた一汁一菜を提案。新しい発想で料理を楽しくするきっかけをつくったと評価され、2022年度 文化庁長官表彰に選ばれる。各大学にて教授、講師も務める。

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