斉藤家の雑煮
すまし汁の関東風雑煮は、具材の切り方を変えれば華やかになります。斉藤さんの家庭の味をぜひ味わってください。
写真: 今清水 隆宏
*1人分
材料
(4人分)
- ・切り餅 4コ
- ・鶏むね肉 (皮なし) 1/2枚
- ・大根 4~5cm
- ・にんじん (細い部分) 1/3本
- ・生しいたけ 4枚
- ・ほうれんそう 1/2ワ
- 【A】
- ・だし カップ3
- ・酒 カップ1/4
- ・みりん 大さじ1
- ・うす口しょうゆ 大さじ1
- ・塩 小さじ1/3
- ・柚子(ゆず)の皮 適量
- ・酒 大さじ2
- ・塩 小さじ1
つくり方
鍋に水カップ3を入れて中火にかけ、沸騰したら酒大さじ2、塩小さじ1、鶏むね肉を入れる。再び沸騰したらアクを取り、弱めの中火にして約10分間ゆでる。鶏肉に火が通ったらざるに上げて冷まし、食べやすい大きさのそぎ切りにする。
大根、にんじん、しいたけを切る(お正月らしい野菜の切り方参照)。それぞれ熱湯でゆでて水にとり、水けをきる。
ほうれんそうは根元を束ねてサッと塩ゆでし、水にとる。巻きすで巻いて水けを絞り、3cm長さに切る。
フッ素樹脂加工のフライパンに餅を並べ、両面を色よく焼く。
鍋に【A】を合わせて中火にかけ、軽く沸いてきたら、1、2、4を入れてサッと温める。
器に5の大根を敷いてほかの具をのせ、ほうれんそうを添える。汁をはり、柚子の皮を折れ松葉の形に切ってあしらう。
各野菜の切り方はこちら
お正月らしい野菜の切り方
このレシピをつくった人
斉藤 辰夫さん
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、同校で教職員として日本料理の教授となる。パリ、スイス、ワシントンでも料理に携わる仕事をした国際派の料理家。
その後、エコール辻東京で専任教授を務める。
枠にはまらないユニークで新鮮な発想とわかりやすい指導に、幅広い層のファンがたくさん。現在は東京・国立で料理教室『斉藤辰夫料理スタジオ』を開いているほか、テレビや雑誌、講演などで忙しい毎日を送っている。著書に『煮もの』・『焼きもの』『全プロセスつき!基本の和食!』(ともに主婦と生活社)、『おいしい和食の大事典200』『和英つき 和食の辞典』(ともに成美堂出版)、『斉藤辰夫のいちばんかんたんな和食』(NHK出版)など多数。
現在、『NHK WORLD 』 “DINING WITH THE CHEF“に出演中。
つくったコメント