きょうの料理レシピ
空也蒸し
だしと卵の割合は3対1。理想的なプリンのような柔らかさに仕上がりますよ。
写真: 鈴木 雅也
エネルギー
/90 kcal
調理時間
/40分
材料
(4人分)
- ・豆腐 (絹) 100g(1/4~1/5丁)
- ・卵 (中) 2コ
- ・ゆり根 1/2コ
- ・ぎんなん 20コ
- 【A】
- ・だし カップ1+1/2
- ・薄口しょうゆ 小さじ1
- ・酒 小さじ1
- ・塩 小さじ1/3
- ・みつば (葉先) 適宜
- ・柚子の皮 少々
- ・しょうゆ 少々
- ・酢 少々
- ・塩 少々
つくり方
1
豆腐は1cm角に切り、しょうゆ少々をふりかけて、しょうゆ洗いをしておく。
2
ゆり根はひげ根を取って1枚ずつはずす。なべに水と酢少々、ゆり根を入れて水からゆで、八分どおり火が通ったらざるに上げる。
3
ぎんなんは包丁の背で殻を割る。小なべに湯を沸かして塩少々を入れ、ぎんなんを加えて穴あき玉じゃくしでこすりながら薄皮を取り、ざるに上げる。
! ポイント
ヒタヒタの湯でゆでながら、穴あき玉じゃくしでゆっくり転がして薄皮をとる。
4
ボウルに卵を割り入れ、菜ばしで卵白を3~4回つまみ上げて切り、泡立てないようによく溶きほぐす。【A】のだしと調味料を加えてよく混ぜ合わせ、こし器に通す。
5
小ぶりの器に汁けをきって飾り用を残した1~3を入れ、4の卵液を器の八分目まで注ぐ。これを4コつくる。残った卵液はとっておく。湯気の立った蒸し器に入れて、弱火にして11~12分間蒸す。
! ポイント
具が卵液に沈んだ状態で、1度目の蒸しに入る。
6
5に竹ぐしを刺して汁が出てこなくなったら、取り置いた豆腐、ぎんなん、ゆり根をそれぞれのせて、卵液各大さじ1をかけ、中火にしてもう一度3~4分間蒸す。
! ポイント
飾りの具をかけて残りの卵液をかけ、中火の火加減の2度目の蒸しで仕上げる。
7
蒸し上がった6にみつば少々と、梅形に抜いた柚子の皮をのせる。
このレシピに合わせる「一汁一菜」の料理はこちら
鮭の南蛮酢
きょうの料理レシピ
2003/02/25
わたしの一汁一菜
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
つくったコメント