なすとトマトのスパゲッティ
ケイパーの風味がさわやかな、香り高いパスタ。なすをしっかり炒めてからトマトの水煮を加えます。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
材料
(2人分)
- ・スパゲッティ 160g
- ・トマトの水煮 (缶詰) 240g
- ・なす 3コ
- ・たまねぎ 100g
- ・ケイパー 5g
- *フウチョウボクという植物の花のつぼみを酢漬けにしたもの。
- ・パルメザンチーズ (すりおろす) 30g
- ・イタリアンパセリ (生/粗みじん切り) 1つまみ
- ・エクストラバージンオリーブ油
- ・塩
- ・こしょう
つくり方
トマトの水煮はボウルに入れて手でつぶし、堅い芯(しん)が気になるようなら取り除く。なすは皮をしま目にむいて長さを3つに切り、さらに縦4つに切る。たまねぎは薄切りにし、ケイパーは粗いみじん切りにする。
なすの皮を全部残しておくとソースの色が黒っぽくなるので、しま目にむいてから食べやすく切る。
フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1を強めの中火で熱し、たまねぎを透き通るまで炒める。なすを加え、オリーブ油小さじ1を足して炒め、なすに塩少々をふる。焼き色がついたら1のトマトを加える。
たっぷりの熱湯に1.5~2%の塩を入れ、スパゲッティをゆで始める(全体備考参照)。
2が煮立ったら中火にし、トマトの部分に塩一つまみを加え、こしょう少々、ケイパーを加える。フライパンを揺すりながら、水分を蒸発させるように煮詰め、トロリとしたら火を止め、味をみて塩適宜で調える。
ケイパーを加えることでほのかな酸味と独特の風味がつき、味に深みが出る。
ゆで上げて湯をきったスパゲッティを加えてあえ、パルメザンチーズも加えてあえる。器に盛り、イタリアンパセリを散らす。
【パスタのゆで方】
1. 鍋にたっぷりの湯を沸かして1.5~2%の塩(水1リットルにつき15~20g)を入れ、よく混ぜて塩を溶かす。
2. パスタを広げて入れ、袋の表示時間より約30秒短くタイマーをセットする。
3. ゆで始めはくっつきやすいので、はしなどでかき混ぜながら湯に沈める。再び沸騰したら火を弱め、ポコポコと静かに沸いている程度の火加減を保つ。
4. タイマーが鳴ったら、1本とって指先でつぶすか食べてみて確認。真ん中に針くらいの芯(しん)が残っている程度にゆで上げる。
5. パスタをざるに上げてしっかりと湯をきる。ゆで汁をソースなどに使う場合はとっておく。
★ペンネなどのショートパスタは、くっつきやすく、沈みやすいので、パスタを入れたら再び沸騰するまでよく混ぜます。ロングパスタよりもかみごたえがあるので、芯を残さず、袋の表示時間どおりに、ちょうどよい堅さにゆで上げます。
このレシピをつくった人
落合 務さん
東京・銀座にあるイタリア料理レストランのオーナーシェフ。素材の持ち味を生かし、手をかけすぎずにつくるレシピが人気。料理のコツをテンポよく伝える姿がテレビや雑誌で話題になり、多くの人を魅了する。
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