新たまねぎとうなぎの卵とじ丼
ふだんは脇役のたまねぎをたっぷり入れて、主役にした丼ぶりです。うなぎと胚芽(はいが)米のビタミンB1で疲れ知らず!
写真: 岡本 真直
*1人分
材料
(2人分)
- ・新たまねぎ 1コ(250g)
- ・うなぎのかば焼き 1くし
- 【A】
- ・だし カップ1/2
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・酒 大さじ1
- ・みりん 大さじ1
- ・溶き卵 2コ分
- ・胚芽ご飯 300g
- ・粉ざんしょう 少々
- ・みつば 少々
つくり方
たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って1cm幅のくし形に切る。うなぎは縦半分に切り、3cm幅に切る。
たまねぎはくし形に切って、具の一つとして、存在感をもたせる。
鍋に【A】を入れて煮立て、たまねぎを加えてふたをして2分間ほど煮る。
うなぎを加えてサッと煮て、溶き卵を回し入れ、半熟になったら、火を止める。
丼に胚芽ご飯を盛り、3をかけ、粉ざんしょうをふり、みつばをのせる。
胚芽米のほかに、玄米もビタミンB1が豊富なので、おすすめ。
◆新たまねぎをおいしく賢く食べるコツ◆
1. 水にさらさず食べると、硫化アリルがむだなくとれる!
たまねぎに含まれる硫化アリルは水に溶け出しやすいため、水にさらさずに食べると効率よく摂取できる。特に新たまねぎは辛みも少ないので、ぜひ水にさらさず生で食べたい。
2. 空気に触れさせると、硫化アリルの働きがアップする。
たまねぎを切ってから、空気に触れさせて酸化させることで、硫化アリルの血栓をつくりにくくする働きがアップするといわれている。15分間以上おくと効果が期待できる。
3. 料理によって、切り方を変えて違った食感を楽しむ。
繊維に沿って切ると、たまねぎならではのシャキシャキ感を楽しむことができる。繊維を断ち切るように直角に切ると、筋が切れて柔らかく食べやすくなる。
4. 煮汁ごと食べれば、細かく切ってもOK!
切った断面が多いほど、細胞がこわれて硫化アリルが流出し、体に吸収されやすくなる。そのため、ハンバーグや炒め物、スープなどの水分が少ない料理や煮汁ごと食べる料理であれば、細かく切っても問題ない。ただし、水にさらす場合やゆでて使う場合は、細かく切ると硫化アリルが流出しやすいので、なるべく避けるか、大きめにきるとよい。
◆新たまねぎの保存◆
新たまねぎは水分も多く傷みやすいため、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するとよい。余ったら水分が逃げないようラップで包んで。
このレシピをつくった人
牧野 直子さん
健康、美容などの幅広いテーマでレシピを開発。健康によく、簡単でおいしい料理が人気。保健センターや小児科での栄養指導も行っている。
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