モンブラン
皮付きのくりからつくると、甘さは控えめで、ほっくりとしたくりのおいしさが楽しめます。
写真: 今清水 隆宏
*1コ分
材料
(8コ分)
- 【マロンクリーム】
- ・くり (皮付き) 400g
- *くりは正味250gをマロンクリームに、50gをセンターに使用する。
- ・バター (食塩不使用) 50g
- ・シロップ 50ml
- *グラニュー糖50gと水50mlを小鍋でひと煮立ちさせて溶かし、冷ましたもの。50mlをマロンクリームに、残りを14で使う。
- ・ラム酒 小さじ1
- 【マドレーヌ生地】
- ・卵 (大) 1コ
- ・薄力粉 約60g
- *殻を除いた卵の重さをはかり、それと同量を用意する。
- ・グラニュー糖 約60g
- *殻を除いた卵の重さをはかり、それと同量を用意する。
- ・バター (食塩不使用) 約60g
- *殻を除いた卵の重さをはかり、それと同量を用意する。
- ・ベーキングパウダー 2g
- 【ホイップクリーム】
- ・生クリーム 150ml
- ・グラニュー糖 10g
- ・シロップ 適量
- *グラニュー糖50gと水50mlを小鍋でひと煮立ちさせて溶かし、冷ましたもの。50mlをマロンクリームに、残りを14で使う。
- ・ラム酒 少々
- ・粉砂糖 適量
下ごしらえ・準備
1 ◆ 【マロンクリーム】用のバターは、室温において柔らかくする。
◆ 卵は室温において戻す。
◆ 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう。
◆ 【マドレーヌ生地】用のバターは湯せんか電子レンジにかけて溶かす。
つくり方
くりは皮ごと鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にかけ、30分間ほどゆでる。
粗熱が取れたら半分に切り、中身をスプーンでかき出す。【マロンクリーム】用に250gを用意し、残りはセンターのクリーム用に取り分けておく。
【マロンクリーム】用のくりを裏ごしする。
ボウルにバターを入れて柔らかく練り、3のくりを少しずつ入れて混ぜ合わせる。
泡立て器にこもるぐらいに堅くなってきたら、シロップを少量加えて混ぜる。
くりとシロップを交互に加えながら完全に混ぜ合わせる。ラム酒を加えて混ぜる。
堅さはシロップで調整し、まんじゅうの中のあんぐらいの堅さにする。
ボウルに薄力粉、グラニュー糖、ベーキングパウダーを混ぜ合わせ、中央に溶いた卵を流し入れ、泡立て器で円を描くようにかき混ぜる。
溶かしバターを加えてさらに混ぜ、なめらかな生地にする。
溶かしバターは加える時点で40℃くらいになっているのがよい。
フッ素樹脂加工のフライパンを弱火で熱し、8の生地を円く流して両面を焼く。
直径6㎝の丸型で抜く。周りの生地はセンターのクリームに使うのでとっておく。
10で余った生地を包丁で刻む。
【ホイップクリーム】の材料をボウルに入れ、ボウルごと氷水に当てて泡立てる。
泡立て器の中にクリームがこもって落ちてこないぐらいの堅さが目安。泡立てすぎると分離するので注意する。
12のクリームに2で取り分けたくりと11の【マドレーヌ生地】を加えて、サックリと混ぜ合わせる。
シロップにラム酒を加えて混ぜ、10の【マドレーヌ生地】にはけでぬる。
13のクリームをスプーンにとり、14の上にこんもりとのせ、パレットナイフなどで円すい形に整える。
モンブラン用の口金をつけた絞り出し袋に6の【マロンクリーム】を入れる。下から上に向かって、巻きつけるようにクリームを絞り出す。粉砂糖をふる。
このレシピをつくった人
大山 栄蔵さん
東京の洋菓子店で修業したのち、フランス・パリ、スイスなどで研さんを積み、1977年東京・成城に「マルメゾン」をオープン。
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