梅干し 紅しょうが
材料
つくり方
梅干し 紅しょうが 1-梅の塩漬けを参照して梅の塩漬けをする。
梅干し 紅しょうが 2-新しょうがの塩漬けを参照して【新しょうがの塩漬け】をする。
梅干し 紅しょうが 3-赤じそ漬けを参照して【赤じそ漬け】をする。
梅干し 紅しょうが 4-土用干しを参照して土用干しをする。
6月中~下旬に梅が出回ってきたら、まず塩漬け。梅酢が上がったら赤じその出回りを待って赤じそ漬けをします。その後、梅雨明けに土用干し。工程はいたってシンプル。完熟梅を使う、塩の分量をきちんとはかる、酸に強い容器を選ぶなど、基本的なことをきちんと守ることが成功への近道です。
【材料について】
●梅
・梅は必ず赤みがかったものや黄色く完熟したものを準備してください。青みがかって熟し方が足りない場合は、紙袋や段ボール箱になるべく重ならないように入れて、追熟させます。傷んだものは、漬けている間につぶれる原因になるので除きます。ここでは直径約3cm、1コ約40gの南高梅(なんこううめ)の3Lサイズを使用しています。
●塩
・特別な塩でなくてもよいので、気に入った粗めの塩を使用しましょう。粗塩だと梅にからまりやすいので、梅酢が上がりやすくなります。
●焼酎
・梅や道具の殺菌と同時に、梅酢を上がりやすくする効果もあります。アルコール度数が35 度の飲料用焼酎や果実酒用のホワイトリカーを使用しましょう。殺菌のためにも、アルコール度数の低いものは避けてください。
【道具について】
●漬物容器
・酸や塩、気温の影響を受けにくい陶製がおすすめです。ここでは、3kgの梅に対して4号サイズ(直径26cm、本体高さ23.5cm、容量7.2リットル)のかめを使用しています(梅の容量の倍は必要と考えましょう)。同じく酸や塩に強いホウロウの容器でもかまいません。ただし、内側のホウロウがはがれていると、中の金属が梅に当たり、酸化する場合があります。漬ける前に傷などがないか、よく点検しましょう。
●中ぶた
・ここではおもしと兼用の陶製の中ぶたを使っています。ない場合は、漬物容器の直径より一回り小さい、陶器の平皿をふせて使用してもよいでしょう。
●おもしおもしは梅の重量の約2倍が必要です。今回は3kgなので約6kgのおもしを用意します。梅酢が上がったあとに、おもしを半分(梅と同じ重量)に減らすので、軽めのものをいくつかそろえるとよいでしょう。
●霧吹き
・焼酎を入れて、容器や梅を殺菌するのに使います。
●そのほかの道具
・大きめのボウル/紙タオル/竹ぐし/大きめの紙&ひも
【土用干しの道具について】
・ざるは汁けが下に落ち、日光がまんべんなく当たる平らなものを。今回はざるが地面に接しないように、プラスチック製の簡易棚(100円ショップなどで購入可能)を利用。ブロックなどでもOK。
このレシピをつくった人
脇 雅世さん
約10年フランスに滞在し、パリの料理学校やレストランで料理を習得。帰国後はテレビや雑誌でフレンチのエスプリをベースにしたレシピを提案している。料理のジャンルは和洋中からお菓子まで。神楽坂で主宰する料理教室は35年以上続いている。2014年フランス政府より農事功労章を受勲。
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