きょうの料理レシピ
あったか若菜がゆ
米を炊いて若菜と合わせ、香味や酸味、うまみを持つ具材をのせた、ポカポカと体が温まるおかゆです。
写真: 鈴木 誠一
エネルギー
/210 kcal
*1人分
調理時間
/30分
*米を浸水させる時間は除く。
材料
(2人分)
- 【A】
- ・米 0.5合(90ml)
- ・水 3.5~4合(630~720ml)
- ・せり 2本
- *あれば根付きのもの。
- 【B】
- ・糸がきかつお (小) 1袋(3g)
- ・しょうゆ 小さじ1
- ・梅干し 1コ
- ・卵黄 2コ分
- *鮮度のよいもの。または温泉卵。
- ・みかんの皮 (せん切り) 適量
- ・しょうが (すりおろす) 適量
- ・白ごま 適量
つくり方
1
【A】の米はサッと洗って水けをきり、鍋に入れて分量の水を加え、30分間おいて浸水させる。
! ポイント
アツアツで食べる場合は、米と水の分量比を1対7~8にする。少し時間をおいてから食べる場合は1対10に。余熱力が強く、冷めにくい行ゆき平ひら鍋〈直径18cm程度〉を使うとよい。
2
せりはよく洗い、水けをきって根を切り落とし、小口切りにする。【B】は合わせる。梅干しは種を取って包丁でたたく。
3
1を中火にかけ、湯気が上がり米がおどってきたら、火を弱める。米が少し対流するくらいの火加減で、ふたがあればずらしてかぶせ、約20分間炊く。
! ポイント
泡が出てくるが、とろみやうまみなので取らない。時々ポコンポコンと泡が立ち、米が少し対流するくらいの火加減で炊く。米をつぶさないよう注意しながら、時時全体を混ぜる。
4
かゆが炊けたら火を止め、せりを加えてサッと混ぜる。
! ポイント
米がふっくらとしてつやが出てきたら炊き上がっている。余熱でせりに火を通す。米をつぶさないよう、サッと混ぜる。
5
器にかゆを盛り、中央に卵黄をのせる。2の糸がきかつお、梅干しと、みかんの皮、しょうが、白ごまをきれいにあしらう。
きょうの料理レシピ
2010/01/06
ゆっくりがおいしい!
このレシピをつくった人
奥村 彪生さん
(1937~2023)全国の郷土料理から世界各地に伝わる伝統料理まで、幅広く復元・研究した。洒脱な話術で、関西を中心にメディアで活躍し、多くのファンをもつ。日本と中国のめん、ならびに日本食文化史の研究家。
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