あったかクレープ
クレープ専用器具がなくてもフライパンで手軽に焼け、家庭でもアツアツをおいしく楽しめます。
写真: 浮田 輝雄
*全量
*生地を休ませる時間は除く。
材料
(直径20cmのもので8~9枚分)
- ・卵 2コ
- ・牛乳 250ml
- ・薄力粉 75g
- ・溶かしバター (食塩不使用) 30g
- *分量のバターを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)に1分間かけて溶かす。または湯せんにかけて溶かしてもよい。
- ・グラニュー糖 適量
- ・バター (食塩不使用)
下ごしらえ・準備
1 卵は室温に戻しておく。
2 薄力粉はふるっておく。
3 熱い湯をはった鍋に盛りつけ用の皿をのせ、温めておく。
つくり方
ボウルに卵を割りほぐし、電子レンジで人肌程度に温めた牛乳(耐熱容器に入れて電子レンジ〈600W〉で1分間ほど温める。または小鍋に入れて温めてもよい)を加え、泡立て器で混ぜる。
ボウルに薄力粉を入れて中央をくぼませ、1の卵液を数回に分けて加え、混ぜ合わせる。小麦粉の壁を内側から少しずつくずすようにして合わせるとダマになりにくい。混ぜた生地の濃度が濃くなったら、次の卵液を加える。
2が完全に混ざったら、溶かしバターを加えて混ぜる。1で加えた牛乳が冷たいと、ここでバターと分離するので注意。
3の生地を目の細かいざるなどでこし、30分間ほど常温で生地を休ませてなじませる。
直径20cmのフライパンを強火にかけてしっかりと温め、バターを紙タオルなどで薄くぬる。4を玉じゃくし半分くらいを目安に入れて薄くのばし、中火にして焼く。なるべく薄くのばしたほうがおいしく仕上がる。
生地の縁がチリチリとしてうっすらと焼き色がついてきたら裏返し、両面を色よく焼く。
6が焼き上がったら、熱い湯をはった鍋にのせて温めておいた皿に手早く移し、全部が焼き上がるまで冷めないように保温しておく。残りも同様にして焼き、焼き上がったものから順に皿にのせた生地に重ねていく。
すべて焼き上がったら皿ごと食卓に出し、グラニュー糖を添え、好みの分量をかけて食べる。
●材料はすべて同じくらいの温度に合わせておく。それぞれの温度に差があると生地にダマができやすい。
●フライパンは生地を入れる前に強火でしっかりと温めておく。生地を入れたら〝ジューッ〟と音がするくらいだと焼き色がきれいにつく(生地を入れたら中火に落とす)。
●生地は焼く前に30分間ほど休ませ、よくなじませておく。
◆トッピングバリエーション◆
【チョコバナナ】
バナナ適量を食べやすい大きさに切ってクレープにのせ、市販のチョコレートソース(または製菓用チョコレートを溶かしたもの)をスプーンで好みの模様にかける。
【いちごクリーム】
ホイップクリーム(生クリーム50mlに対し、グラニュー糖5gを加えて好みの堅さに泡立てる)を星形口金をつけた絞り出し袋に入れてクレープに絞り出し、ヘタを取って半分に切ったいちご適量を盛る。
このレシピをつくった人
小林 かなえさん
京都在住の菓子研究家。
洋菓子店に勤務したのち、パリの製菓学校で本格的に菓子づくりを学ぶ。現在は洋菓子教室を主宰。
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