コロッケ
じゃがいもをゆでる、具を炒める、ボウルで混ぜるという3つの手間を、ひと鍋で済ませてしまう新レシピ。
写真: 鈴木 雅也
*1人分
*タネを冷ます時間は除く。
材料
(4人分)
- ・牛ひき肉 130g
- ・じゃがいも (大) 2コ(400g)
- ・ねぎ 1本
- ・にんにく (みじん切り) 小さじ1
- ・生クリーム カップ1/2
- 【衣】
- ・小麦粉 カップ1/2
- ・卵 1コ
- ・生パン粉 カップ2
- ・クレソン 適量
- ・バター 大さじ2強
- ・塩
- ・こしょう
- ・揚げ油
つくり方
じゃがいもはよく洗って芽をくりぬき、皮つきのまま3~4mm厚さの薄切りにする。ねぎは斜め薄切りにする。
鍋にバターを溶かし、ねぎとにんにくを入れてしんなりとするまで中火で炒め、塩少々をふる。ひき肉を加えて炒め、塩・こしょう各少々をふる。
じゃがいもを加え、サッと上下を返すように炒める。水カップ1/4を加えてふたをし、弱火にして、時々混ぜながら20~25分間、じゃがいもが柔らかくなるまで蒸し煮にする。
じゃがいもは皮つきのまま薄切りにして加え、下ゆでの手間を省略。薄切りなので皮は気にならない。
ふたを取って火を強め、混ぜながら水けをとばす。水っぽさがなくなったらじゃがいもをつぶし、生クリームを混ぜ、味をみて塩・こしょう各少々で味を調える。これをバットに広げて冷まし、8等分にして俵形にまとめる。
柔らかくなったいもをつぶせば、ひと鍋でタネができる。残った水けをとばすと、ホックリとする。
【衣】の卵を溶いて水大さじ1を混ぜ、卵液をつくる。4に小麦粉をしっかりとつけ、余分な粉を落とす。卵液、パン粉の順に衣をつけ、180℃の揚げ油で色よく揚げる。器に盛り、クレソンを添える。好みでウスターソースをかけてもよい。
◆おいしさのコツ◆
シェフのこだわりはねぎを使うこと。甘さ控えめで上品な味になる。ねぎ、ひき肉を炒めるときは、そのたびにそれぞれに塩をふると、素材のうまみが増し、味わいがグンとアップする。
このレシピをつくった人
七條 清孝さん
東京のレストランオーナーシェフ。フランスの料理店での修行経験を生かし、昼は洋食、夜はビストロ形式でおしゃれなフレンチメニューを提供。特に揚げ物のおいしさには定評がある。
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