かきめし
かきとしょうがをサッと煮て、うまみと香りの出た煮汁を米に吸わせて炊き上げます。かきをくずさないように、やさしく、サックリと混ぜてよそいましょう。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
*米を水につける時間、炊き上がったあと蒸らす時間は除く。
材料
(2~3人分)
- ・米 400ml(カップ2)
- ・かき (加熱用) 250g
- ・しょうが 20g
- 【A】
- ・しょうゆ 大さじ2
- ・酒 大さじ1+1/2
- ・焼きのり (全形) 1枚
- ・塩
- ・酒
つくり方
米は洗って10分間ほど水につけ、水けをきる。しょうがは皮をむいてせん切りにする。
かきはボウルに入れて塩大さじ1、水少々を加えて軽くもむ。黒っぽくなったら、かぶるくらいの水を加えて軽く混ぜ、塩を洗い落とす。水けをきって酒大さじ1をまぶし、汁けをきる。
かきをやさしくもみ、まぶした塩が溶けて黒っぽくなったら洗い流す。
鍋に2のかき、【A】、1のしょうがを入れ、中火にかけて煮立たせる。かきのひだが開くまで1分間ほど火を通し、ボウルにのせたざるにあけて汁けをきる。ボウルで受けた煮汁もとっておく。
かきとしょうがを軽く煮たらざるにあけ、ボウルに煮汁をとる。
ボウルに残った煮汁に水を足して480~580ml(*)にし、1の米とともに厚手の鍋に入れる。ふたをして強めの中火にかけ、沸騰したら3のかきとしょうがを加える。
*蒸気が逃げない鍋なら480ml程度
取り出したかきは米を炊く途中で加えると堅くなりすぎず、程よく火が通る。
再びふたをして中火で10分間ほど炊き、汁けが少なくなったら弱火にして2分間ほど炊く。汁けがなくなってパチパチと乾いた音がしてきたら、10秒間ほど強火にして火を止め、10分間ほど蒸らす。
焼きのりは細かくちぎって乾いた布巾で包み、手でもんでさらに細かくする(もみのり)。5をサックリと混ぜて茶碗(わん)に盛り、もみのりをふる。
このレシピをつくった人
柳原 尚之さん
江戸懐石近茶流嗣家(しか)。祖父・敏雄、父・一成より和の基本を伝授される。現在、英語で和食を教えるなど、日本料理をグローバルに広げる活動も積極的に行う。1979年生まれ。趣味は茶道とクレー射撃。NHKの時代ドラマ「みをつくし料理帖」の料理監修や大河ドラマ「龍馬伝」の料理所作指導、料理考証も担当。
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