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きょうの料理レシピ

リトルミートパイ

堀江家では代々子どもたちが担当してきた料理の一つ。焼く前の状態で冷凍しておき、食べるときに仕上げることもできます。

リトルミートパイ

写真: 木村 拓(東京料理写真)

エネルギー /260 kcal

*1コ分

塩分/0.8 g

*1コ分

調理時間 /60分

*バターと小麦粉を冷やしておく時間、生地をねかせる時間、フィリングを冷ます時間は除く。

材料

(10~12コ分)

【パイ生地】
・バター 200g
・小麦粉 200g
・冷水 大さじ5
【フィリング】
・合いびき肉 200g
・たまねぎ 1コ(200g)
・小麦粉 大さじ2
・赤ワイン 大さじ2
・トマトジュース (食塩不使用) カップ1
・顆粒(かりゅう)スープの素(もと) (洋風) 小さじ2
・ウスターソース 少々
・しょうゆ 少々
・塩 少々
・こしょう 少々
・好みのスパイス 少々
*ナツメグパウダー、オールスパイスパウダーなど
・強力粉 適量
・卵黄 適量
*溶いて水少々でのばす。
・サラダ油

つくり方

1

【パイ生地】をつくる。バターは1cm角に切り、小麦粉とともに冷蔵庫で冷やしておく。よく冷えたらフードプロセッサーに入れ、バターが小豆大の大きさになるまで2~3回かくはんする。

! ポイント

バターと小麦粉がよく混ざり、サラサラの状態になればOK。

2

1に冷水を加え、ひとまとまりになるまでさらにかくはんする。ラップに取り出し、ラップの上から拳で押してひとまとめにし、四角形に整える。ラップで包んで冷蔵庫で30分間以上ねかせる。

! ポイント

バターと小麦粉が一体化して全体がしっとりとした状態に。
生地に直接手が触れると手の熱でベトベトになるため、ラップの上から形を整える。

3

【フィリング】をつくる。たまねぎはみじん切りにし、サラダ油大さじ2を中火で熱したフライパンでよく炒める。ひき肉を加えて炒め、パラパラになったら小麦粉をふり入れ、さらに炒める。粉っぽさがなくなったら、赤ワイン、トマトジュース、スープの素を加えて弱火にし、汁けがなくなるまで煮る。ウスターソース、しょうゆ、塩、こしょう、スパイスを加えて味を調え、バットなどに広げて冷ます。

! ポイント

小麦粉を加えて【フィリング】にとろみをつけ、焼いても【パイ生地】からはみ出ないようにする。

4

2に打ち粉(強力粉)少々をふり、麺棒で3mm厚さにのばして三つ折りにする。向きを90度かえて打ち粉少々をふり、再び3mm厚さにのばして三つ折りにし、約50×20cmになるように3mm厚さにのばす。端は切り落としてきれいな長方形にし、10cm四方の正方形10切れに切り分ける(残った端はこねずに重ねて再度のばすと、2切れ分とれる)。

! ポイント

三つ折りにするときは縁を少しずらして重ねると、均一な厚みになりやすい。

5

4の1切れに卵黄を縁につかないようにはけで塗り、等分した3の【フィリング】をのせる。半分に折り、端を手で押さえて閉じ、縁の少し内側をフォークで押さえる。最後にフォークで表面を2~3か所刺して、空気穴を開ける。残りも同様にし、焼くまでは冷蔵庫に入れておく。

! ポイント

フォークでしっかり押さえておくと、焼いている間に生地が浮き上がってこない。

6

5を天板に並べ、表面に卵黄をはけで塗り、230℃に温めたオーブンで約10分間焼く。パイが色づいたら温度を170℃に下げ、さらに15分間焼く。

全体備考

●保存
焼く前の5の状態で冷凍庫で保存も可能。その場合は、バットに並べてカチカチに凍らせてから、冷凍用保存袋に入れて冷凍する。凍ったままオーブンで焼いてよい。

きょうの料理レシピ
2024/12/10 堀江家の世代を結ぶおせち&ごちそう

このレシピをつくった人

堀江 ひろ子・ほりえ さわこ

堀江 ひろ子・ほりえ さわこさん

料理研究家の草分けでもある故・堀江泰子さんから、ひろ子さん、さわこさんと母娘(おやこ)3代で料理研究家として活躍。ひろ子さんは長年の経験に基づく合理的なレシピや、身近な材料で手早くできる料理を数多く紹介。さわこさんは、祖母、母から受け継いだ伝統的な味に新たなアイデアをとり入れ、時代に合わせてつくりやすく進化させた家庭料理を提案している。

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