白菜ロールキムチ
日本で手に入りやすい食材と食べきれる量で、無理なくつくれる白菜キムチを紹介します。ロール状に小さくまとめた形が新鮮!空気に触れる面が少ないので、おいしさが長もちします。また、重ねたり小分けにしたりと、家庭に合わせた保存ができるのもうれしいですね。
写真: 邑口 京一郎
*全量
*全量
*白菜を干す時間、塩漬けにする時間、キムチヤンニョムをなじませる時間、白菜の水けをきる時間、常温におく時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・白菜 1/4コ(500g)
- 【A】
- ・水 カップ2+1/2
- ・粗塩 大さじ1
- ・粗塩 大さじ1
- 【キムチヤンニョム】
- ・粉とうがらし (中びきか粗びき/韓国産) 大さじ3
- ・アンチョビ (フィレ) 2枚(10g)
- ・好みの魚醬(しょう) 大さじ2
- ・おかゆ 大さじ2
- *またはのり(全体備考参照)。
- ・たまねぎ (すりおろす) 1/6コ分(30g)
- ・りんご (皮をむいてすりおろす) 1/6コ分(30g)
- ・にんにく (すりおろす) 1/2かけ分
- ・きび糖 大さじ1+1/2
- *または砂糖。
- ・大根 2cm(60g)
- ・細ねぎ 1本
つくり方
白菜は芯を斜めに切り落とし、1枚ずつにはがす。白菜を重ねたままざるにのせ、天日で3~4時間干す(途中、上下を返す)。
ジッパー付き保存袋に【A】を入れ、よく混ぜて粗塩を溶かす。白菜を重ねたまま入れて塩水となじませ、分量の粗塩をそれぞれの軸に均等にふる。
袋の空気を抜いて口を閉じる。バットにのせ、時々上下を返して常温に5~6時間おく。
アンチョビは包丁で細かくたたき、粉とうがらし、魚醬、おかゆ、たまねぎ、りんご、にんにく、きび糖とともにボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
大根はせん切りにし、細ねぎは2cm長さに切って4に加え、よく混ぜ合わせる。常温に20分間以上おいてなじませる(冷蔵庫に一晩〈6~8時間〉おいてもよい)。
3の白菜をざるに上げて10~15分間おき、自然に水けをきる。葉の部分の水けを軽く絞る。
バットに白菜1枚を広げて、5のキムチヤンニョム適量を手で塗る。白菜をもう1枚広げて重ね、キムチヤンニョム適量を塗る。この作業を最後の1枚まで繰り返す。いちばん下の白菜の外側にもキムチヤンニョム適量を塗りつける。
とうがらしの辛み成分は刺激が強いので、調理用手袋を必ず着用する。
いちばん上の白菜から1枚ずつ、軸からクルクルと巻き、巻き終わりを下にして清潔な保存容器に入れる。
白菜にピッチリとラップをかぶせ、常温に一晩(6~8時間)おく。食べるときに端から一口大に切って器に盛る。
◆おかゆのつくり方
白菜にからみやすくするためのとろみづけに使う。ご飯大さじ1と水大さじ2を小さな耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に1分間かけてラップをしたまま冷ます。おかゆのかわりに、のり(下記参照)を使っても。
◆のり(おかゆの代用)のつくり方
小鍋に水大さじ5、米粉大さじ1/2を入れ、よく混ぜて中火にかける。沸騰してきたら火を弱め、とろみがつくまで混ぜながら加熱する。火を止めて冷ます。
●保存
冷蔵庫で約2週間。
◆キムチが酸っぱくなったら 煮キムチ◆
材料(つくりやすい分量)とつくり方
1.鍋に熟成したキムチ(酸っぱめのもの)200gを入れて砂糖大さじ2〜3を加え、砂糖が溶けるまでおく。
2.水をヒタヒタに注いで強火にかけ、沸いたら火を弱めてふたをし、汁けがなくなるまで煮る。
◎エネルギー130kcal(全量) ◎塩分5.8g(全量) ◎10分(砂糖が溶けるまでおく時間は除く)
このレシピをつくった人
キム・ナレさん
韓国・仁川(インチョン)出身。日本の調理師専門学校で西洋料理を学び、イタリア料理店、地中海料理店勤務を経て独立。現在は東京都内で韓国料理教室を主宰。
つくったコメント