かぼちゃパイ
市販の冷凍パイシートを使えば、手軽にサクサクのパイができ上がり!一つとして同じ顔はない、豊かな表情が楽しい♪
写真: 宮濱 祐美子
*1コ分
*1コ分
*フィリングを休ませる時間、パイシートを室温におく時間、冷凍庫におく時間は除く。
材料
(4コ分)
- ・冷凍パイシート (約20cm四方) 2枚(300g)
- 【フィリング】*つくりやすい分量。約300gできる。
- ・かぼちゃ 1/4コ(約500g)
- ・砂糖 60g
- ・バター (食塩不使用) 25g
- ・卵黄 1コ分
- ・生クリーム 大さじ2
- ・シナモンパウダー 適宜
- ・溶き卵 適量
- ・打ち粉 (強力粉)
下ごしらえ・準備
1 オーブン用の紙を約15cm四方に切り、8枚用意する。
2 厚紙でかぼちゃの形の型紙をつくる。
! ポイント
市販のハロウィーン用の飾りなどを厚紙に当てて、約10cm幅のかぼちゃの形に切り抜く。
つくり方
かぼちゃはワタを除いて耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)に7~8分間かける。
皮側から金串などを刺してスッと通るくらいになったら、皮を除いて耐熱ボウルに入れ、温かいうちにフォークなどでつぶしてペースト状にする。200gを取り分けて使用する。
残りは冷ましてラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で3週間保存可能。
2が温かいうちに砂糖、バターを加え、混ぜながら溶かす。
卵黄、生クリーム、好みでシナモンパウダーを順に加え、ゴムべらでそのつどよく混ぜる。ゆるいようなら冷蔵庫において休ませる。
7で生地にのせたときに、スプーンの山がそのまま残るくらいの堅さが目安。
パイシートは室温に5分間ほどおいて柔らかくする。打ち粉適量をふり、麺棒で3mm厚さにのばして4等分の正方形に切る。それぞれオーブン用の紙にのせ、紙ごと冷凍庫に入れておく。
あれば左右に3mm厚さの板などを当てると、均一にのばせる。
5を1枚ずつ冷凍庫から取り出し、型紙を当てて、ペティナイフなどでかぼちゃの形に8枚切り抜く。うち4枚は、目・口・鼻の部分も切り抜く(上にのせる生地になる)。
ここで生地が柔らかければ、再び冷凍庫において凍らせると切りやすい。パイ生地の切れ端は、集めて再び3mm厚さにのばし、同様に切り抜くと、かぼちゃパイをもう2コつくれる。またはスティックパイ(全体備考参照)にしても。
オーブンは190〜200℃に温める。下になる生地4枚にはけで溶き卵適量を塗り、中央にフィリングを1/10量(約30g)ずつのせる。
上になる生地をかぶせ、打ち粉適量をつけたフォークで縁を押さえてくっつける。
8の表面にはけで溶き卵適量を塗る。
9を紙ごと天板にのせ、190~200℃のオーブンで15分間、170℃にしてさらに10分間焼く。
焼き色をみながらオーブンの温度は加減して。
●フィリングの保存
残った分は冷凍庫で1週間保存可能(使うときは自然解凍する)。パンに塗ってトーストなどにしてもよい。
◆残ったパイ生地で「スティックパイ」◆
パイ生地の切れ端は一つにまとめ、麺棒で3mm厚さにのばす。1cm幅に切ってねじり、「かぼちゃパイ」のつくり方9で残った溶き卵を表面に薄く塗る。グラニュー糖適量、または粉チーズ適量と塩少々をふり、天板にオーブン用の紙を敷いて並べる。190℃に温めたオーブンで10分間ほど焼く。
このレシピをつくった人
小菅 陽子さん
(1951〜2024)ウィーン、スイス、パリで製菓を学び、お菓子教室、料理教室を主宰。 ヨーロッパのお菓子、特に、ウィーンの伝統菓子を得意とした。
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