ジェノベーゼの冷製パスタ
イタリアのジェノバで食べた本場のジェノベーゼソースに感激。そのおいしさを再現したシェフ自慢のソース。冷たいパスタにからめて夏野菜を加えれば、暑い時季でもさっぱり楽しめます。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
材料
(1~2人分)
- 【ジェノベーゼソース】*つくりやすい分量
- ・バジルの葉 50g
- ・松の実 (ローストしたもの) 45g
- ・くるみ (ローストしたもの) 15g
- ・にんにく (みじん切り) 1かけ分
- ・オリーブ油 カップ3/4
- ・パルメザンチーズ 大さじ3
- ・塩 適量
- ・こしょう 適量
- ・さやいんげん 4本
- ・トマト (小) 1/2コ
- *あればフルーツトマトがおすすめ。
- ・ホワイトバルサミコ酢 少々
- *あれば。白ぶどうからつくられるバルサミコ酢で、酸味がまろやか。
- ・リングイネピッコロ 80g
- *麺の断面がだ円形で細めのロングパスタ。なければフェデリーニ(1.4mm)がおすすめ。
- ・パルメザンチーズ 適量
- ・バジルスプラウト 適量
- *あれば。
- ・塩
- ・オリーブ油
つくり方
【ジェノベーゼソース】をつくる。ミキサーに松の実、くるみ、にんにく、塩少々、オリーブ油の1/3量を入れ、かくはんする。なめらかになったら、バジルの葉、パルメザンチーズ、オリーブ油の1/3量を加え、さらにかくはんする。残りのオリーブ油も加え、ペースト状にする。ボウルにあけ、塩・こしょう各少々で味を調える。
ミキサーの容器はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、ソースが酸化しにくくなる。つくってすぐに食べられるが、2~3日間たって味がなじんだほうがおいしい。清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で約1週間保存できる。
さやいんげんは筋を除いてサッとゆで、3cm長さに切る。トマトは5mm角に切る。ともに別のボウルに入れ、塩・オリーブ油各少々をふり、ホワイトバルサミコ酢を加えてあえ、下味をつける。
鍋にたっぷりの湯を沸かして塩適量(湯の量の1%)を加え、パスタを袋の表示より3~4分間長めにゆでる。ゆで上がったら氷水を入れたボウルに入れてしめ、ざるに上げて水けをギュッと絞って塩少々をまぶす。
パスタのゆで具合は、必ず1本食べてみて確かめる。芯が残らないくらいまで柔らかくゆでるのがコツ。ここでパスタに軽く塩味をつけておくと、全体の味のバランスがよくなる。
1のソース50gを2とは別のボウルに入れ、水カップ1/4を加えてのばす。3のパスタを加えて手早くあえる。2を加えて混ぜ、味をみて濃すぎるようなら水適量で調整する。器に盛り、パルメザンチーズを散らし、バジルスプラウトをのせる。
◆片岡さん直伝プロの技!◆
1.たっぷりのナッツ類でソースにコクを出す。
2.パスタは柔らかめにゆでて氷水でしめる。
3.さやいんげんとトマトを加えて夏らしい一皿に。
このレシピをつくった人
片岡 護さん
東京・西麻布にあるイタリア料理店のシェフ。イタリア料理ブームの火付け役で気軽につくれるレシピには定評がある。今では、イタリア料理はもちろんのこと、食育から介護に関する料理まで、「食」を考え、伝える活動をしている。
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