ハーブ梅シロップ
爽やかな香りの青梅のシロップは、初夏ならではの味わい。ハーブが香る大人の味わいのシロップは、ジンやウォッカなどのスピリッツに加えるのもおすすめです。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
材料
(つくりやすい分量)
- ・青梅 (堅いもの/傷があるものは除く) 500g
- ・砂糖 (上白糖) 500g
- 【A】
- ・ローズマリー 2~3枝
- ・ローリエ 2~3枚
- ・レモン (国産/輪切り) 2枚
- ・黒こしょう (粒) 10~15粒
つくり方
青梅は傷つけないようにきれいに洗い、水に3時間ほどつけてアクを抜く。水けをきり、竹串でなり口のヘタを取って、バットに広げて乾かしておく。
竹串を10本ほど輪ゴムで束ね、梅の表面を刺して10か所ほど穴を開ける。冷凍用保存袋に入れて一晩冷凍庫におく。
容量2リットル程度の清潔な保存瓶に梅、【A】、砂糖を2~3回に分けて順に入れ(砂糖を一番上にする)、常温において1日1~2回瓶を揺すって混ぜる。2週間ほどたってシロップ状になったら軽く揺すって混ぜ、さらに2週間ほどおく。ざるでこして清潔な保存瓶に入れる。
ローズマリーは完全に乾かしたものを使う。セージ、タイムなど、好みのハーブやスパイスを加えても。
発酵して泡立ってきた場合は、ふたを開けてかき混ぜ、密閉せず口にラップをして冷蔵庫におく。時々混ぜ、シロップ状になったら梅を取り出し、冷蔵庫に保存する。
●保存
常温で6か月間。
※梅やハーブを取り除いて保存する。写真は除く前のもの。
◆青梅を凍らせるのはなぜ?◆
梅を冷凍すると細胞が壊れ、解凍するときに水分が出やすくなります。砂糖がスムーズに溶けて早くシロップ状になるので、高い気温により途中で発酵してしまうことを防げます。酸味や梅独特の味わいは濃く出ます。室温が高くならない場所におくことができれば、凍らせずにつくっても大丈夫。じっくり水分が出て、より爽やかで軽やかな味わいに仕上がります。
このレシピをつくった人
上田 淳子さん
調理師学校卒業後、同校で西洋料理職員を経て渡欧。スイス、フランスで3年間研さんを積む。帰国後、製菓の仕事を経て料理研究家へ。
自宅で料理教室を主宰する傍ら、欧州での修行や子育ての経験を活かし、雑誌、書籍、テレビ、広告の仕事に携わる。
双子の男の子の母としての経験を生かしながら、子どもの「食育」についての活動も継続中。
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