パンプリン
パンを香ばしく焼いてプリン液につけ、フルーツと焼くだけ。食感と香り、甘みのバランスがいいお菓子です。
写真: 新居 明子
*全量
*全量
*粗熱を取る時間、冷蔵庫におく時間は除く。
材料
(直径23~25×深さ3cmの耐熱ガラスの型1枚分)
- 【プリン液】
- ・卵 3コ
- 【A】
- ・グラニュー糖 60g
- ・粗糖 30g
- *精製されていない砂糖。きび糖や三温糖、黒砂糖などで、サラサラしたものがよい。
- ・牛乳 390g
- ・生クリーム (乳脂肪分35%) 60g
- ・バニラビーンズ 1/2本
- *バニラエッセンス適量でもよい。
- ・クロワッサン 4コ
- *またはバターロール。
- ・レーズン 30g
- ・バナナ 1本
- ・バター (食塩不使用) 5g
下ごしらえ・準備
1 型にバターをちぎり入れ、電子レンジ(600W)に約20秒間かけて溶かし、はけで塗る。
2 レーズンは熱湯で湯通しし、ざるに上げて水けを拭く。
3 オーブンは天板を入れて110℃に温める。
4 湯煎焼き用の湯をたっぷり沸かす。
つくり方
クロワッサンは4~5等分に切り、オーブントースターでこんがりと焼く。
型の深さより厚めにカット!焼き上がりにパンの端が出て、見た目がおもしろい。
鍋に牛乳と生クリーム、バニラビーンズを入れて湯煎にかけ、混ぜながら約40℃(人肌くらい)に温める。
別のボウルに卵を割り入れて湯煎にかけ、泡立て器でよくほぐす。40℃になったら【A】を加え、しっかりと混ぜ合わせる。湯煎をはずし、2を3回に分けて加え、そのつどよく混ぜて、目の細かいざるでこす。
プリン液をこして余分なものを除くと、仕上がりがなめらかに。
1のクロワッサンをプリン液に浸し、落としぶたをして約1分間おく。型に半量のレーズンを散らし、クロワッサンをバランスよく並べる。
パンの中にレーズンを入れると、まるでレーズンパン。そんな楽しいことをイメージして!
バナナは1cm厚さの輪切りにしてプリン液にくぐらせ、型に加える。残りのレーズンを散らす。
プリン液でバナナをコーティング。変色を防ぐ。
天板に5をのせ、残りのプリン液を注ぐ。天板の3/4の高さまで熱湯を注ぎ、110℃のオーブンで45~50分間湯煎焼きにする。
取り出すときやけどに注意!
中央に竹串を5秒間刺して抜き、生地がつかなければ焼き上がり。取り出し、型ごと網にのせ、粗熱が取れたら冷蔵庫に半日間おく。
1日おくとさらに生地がなじんでしっとりする。
●保存
冷蔵庫で2~3日間保存可能。
このレシピをつくった人
岡田 吉之さん
元パティシエ。フランス料理店などに勤めたのち渡仏し、菓子店で修業を重ねて帰国。
1992年東京・八王子に店を構え、シンプルな構成ながら奥深い味の菓子が話題となる。2009年に脳出血で倒れ、右半身に麻痺(まひ)が残った。現在は自分のために料理やケーキをつくる日々を送る。
つくったコメント