カヌレ
外はカリッ、中はしっとり柔らかな食感、ラム酒とバニラの香りも豊かなボルドー名物のカヌレ。本場で研究を重ねた河田勝彦さん直伝の本格レシピを、家庭用オーブンでもつくりやすいようにアレンジした特製レシピです。
写真: 辻󠄀調理師専門学校
料理
辻󠄀調理師専門学校
材料
(カヌレ型 12コ分)
- 【型準備】
- ・バター 適量
- ・ハチミツ 適量
- 【生地】
- ・牛乳 500ml
- ・バニラのさや 1/2本
- ・薄力粉 70g
- ・強力粉 55g
- ・グラニュー糖 250g
- ・卵黄 (Mサイズ) 3コ分(60g)
- ・卵白 (Mサイズ) 1/2コ分(15g)
- ・ラム酒 40ml
- ・バター (焦がしバター) 25g
下ごしらえ・準備
型の準備
1 カヌレ型にポマード状にやわらかくしたバターを指で薄くぬる。
2 1の上からハチミツを指で薄くぬる。
つくり方
<1日目>
鍋に牛乳、バニラ(縦に裂いてナイフの先で種をこそげてさやと一緒に)を入れ、火にかけて沸騰させる。沸騰すれば火を止めラップをして置いておく。熱がとれれば冷蔵庫に入れ一晩休ませる。
<2日目>
鍋に分量のバターを入れ火にかけて混ぜながら薄い茶色(ハシバミ色)になるまで熱し、焦がしバターをつくる。すぐに鍋底を軽く水にあてて粗熱をとっておく。
「ハシバミ色」とは、ヘーゼルナッツの実のような薄い茶色のこと。
粉と砂糖をボウルに入れてよく混ぜてから中央をくぼませて1の牛乳(バニラごと)をすべて加えて混ぜる。
混ぜすぎると粘りがでるので混ぜすぎないこと。
卵黄と卵白をよく溶いて3に入れて混ぜ、さらにラム酒と焦がしバターを加えて混ぜる。
ラップを密着させて一晩冷蔵庫で休ませる。
<3日目>
休ませた生地を軽く混ぜて全体の濃度を均一にしてこし、型の8分目まで流し入れる。
200℃のオーブンで約1時間焼成する。型から出してしっかりとした焼き色がついていれば焼き上がり。常温で冷ます。
●食べごろと保存方法
保存は常温で4~5日間。焼皮がバリッとしている当日がお勧め(時間がたつと焼皮が柔らかくなることがあります)。
グレーテルのかまど「ボルドー・修道女たちのカヌレ」より
【原案】 パティシエ 河田勝彦
【レシピ監修】辻󠄀調理師専門学校 喜多村貴光
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