きょうの料理レシピ
揚げだんごの甘酢あん (炸肉丸・ヅアロウワン)
揚げる動作のことを<炸(ヅア)>といいます。"炸"の字の示すとおり、「火力に気をつけ乍(なが)ら」行うことです。 (1979年3月12日)
写真: NHK「きょうの料理」
材料
(4人分)
- ・豚ひき肉 350g
- ・卵 (大) 1コ
- 【調味料】
- ・塩 小さじ1/2
- ・こしょう 少々
- ・片くり粉 小さじ2
- ・しょうゆ 少々
- 【甘酢あん】
- ・酢 大さじ5
- ・砂糖 大さじ4
- ・しょうゆ 小さじ2
- ・ごま油 小さじ1/3
- ・トマトケチャップ 大さじ1
- ・水 大さじ3
- ・水溶き片くり粉 少々
- ・ねぎ 少々
- ・揚げ油 適宜
- ・トマト (小) 1コ
つくり方
1
ひき肉をボールに入れ、卵を加え、調味料を加えてよく練り混ぜる。
2
別のボールに甘酢あんの調味料を合わせておく。ねぎは粗めのみじん切りにする。
3
なベに揚げ油を170℃に熱し1 の肉を手でひと握り取って、人さし指と親指の間から肉がはみ出すようにし、反対側の手にスプーンを持ってその肉をすくい取り、なベに入れる。2~3分間たって、だんごが浮いてきたらすくい出し、油をきって皿に盛りつける。
4
トマトは半月切りにし、周りに添える。
5
なベに2の甘酢あんの材料を入れ、水溶き片くり粉を加えてとろみをつけ、ねぎを加える。この甘酢あんを小皿に取って、できただんごをつけて食べる。
全体備考
●応用
ねぎのほか、にんじん、ピーマンなど少量ずつみじん切りにして合わせてもよい。
●この料理をおいしくするコツ
①油にだんごを入れると、初めは沈んでいるが、やがて浮き上がってくる。表面がカラッと揚がっていたらでき上がり。
② 温度が低いと、肉に含まれている卵が流れ出て油の表面に泡がたくさん出てくるので、油の温度(170℃ ) に気を配ること。
※レシピや材料の表記は、放送当時のものです。
きょうの料理レシピ
1979/03/12
中国料理入門
このレシピをつくった人
楊 萬里さん
日本の中国料理研究家の先駆者のひとり。大学やクッキングスクール等の講師をしながら、「きょうの料理」には1971(昭和46)年から出演。中国料理の基本を分かりやすく紹介した。1977(昭和52)年には、大河ドラマ「花神」にも出演。中国広東省出身。
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