きょうの料理レシピ
麻婆豆腐 (マーボードウフ)
どなたもよくご存じの、辛くて、熱くて、柔らかい豆腐料理です。仕上げの時にとろみをつけるあんかけは、料理が冷めにくく、口当たりがなめらかで、煮汁もむだなく調理できる合理的な調理法です。(1979年2月26日)
写真: NHK「きょうの料理」
材料
(4人分)
- ・豚ひき肉 200g
- ・豆腐 (木綿ごし) 2丁
- ・にんにく (みじん切り) 1片
- ・しょうが (みじん切り) 1片
- ・ねぎ (粗めのみじん切り) 20g
- ・にら 4~5本
- 【調味料】
- ・豆板醤 小さじ1~2
- ・しょうゆ 大さじ1+1/2
- ・砂糖 小さじ1+1/2
- ・酒 小さじ2
- ・塩 小さじ1/2
- ・スープ 約カップ1
- ・片くり粉 (同量の水で溶いたもの) 小さじ2~3
- ・ごま油 小さじ2
- ・サラダ油 大さじ3
つくり方
1
豆腐は横半分に切り、1×1.5cmのひし形に切り、サッと熱湯を通してざるに上げておく。
2
にんにく、しょうがはみじん切り、ねぎは粗めのみじん切り、にらは2cm長さに切る。
3
ボールに、調味料を分量通りに合わせておく。
4
なべをよく熱してから、サラダ油大さじ3を入れ、ひき肉、しょうが、にんにくを加え、強火でサッといため、つづいて合わせておいた3の調味料を加え、香ばしい香りがしてきたら、スープと豆腐を入れる。2分間程煮て、水溶き片くり粉とねぎ、にら、ごま油を入れ、軽く混ぜ合わせる。
全体備考
●応用
①豚ひき肉の代わりに牛ひきを使ってもよい。
②粉ざんしょうを軽くいって入れると、いっそう香りがよくなる。
③豆鼓(大徳寺納豆)を少し入れるとなおよい。
④にらは入れなくてもよい。
●料理をおいしくするコツ
①豆腐は斜め横に切ると形がくずれにくく、味をよく含む。熱湯をかけると、味がよくなじむ。
②豆腐から出る水けの具合や、煮汁の多い、少ないによって片くり粉は小さじ2~3を目安にして加減するとよい。
※レシピや材料名の表記は、放送当時のものです。
きょうの料理レシピ
1979/02/26
中国料理入門
このレシピをつくった人
楊 萬里さん
日本の中国料理研究家の先駆者のひとり。大学やクッキングスクール等の講師をしながら、「きょうの料理」には1971(昭和46)年から出演。中国料理の基本を分かりやすく紹介した。1977(昭和52)年には、大河ドラマ「花神」にも出演。中国広東省出身。
つくったコメント