豚肉と白菜の水ギョーザ
白菜をたっぷり使う王道の味。あれば魚醤(ぎょしょう)を使うとうまみがアップして、しょうゆや酢をつけなくてもおいしい!しょうがは、刻んだ青じそやミントの葉、赤じそふりかけなどにかえても楽しめます。
写真: 木村 拓(東京料理写真)
*1コ分
*1コ分
材料
(20コ分)
- ・豚ひき肉 100g
- ・白菜 2枚(200g)
- 【A】
- ・しょうが (みじん切り) 小さじ1
- ・魚醤 (またはしょうゆ) 小さじ1
- *いしるやしょっつる、ナムプラーなど、魚の塩漬けを発酵させてつくる液体調味料。
- 【ギョーザの皮】
- ・強力粉 140g
- ・水 70ml
- ・塩 小さじ2/3
- ・打ち粉 (強力粉)
つくり方
白菜はみじん切りにしてボウルに入れ、塩をふってよくもんでおく。
白菜の水分を抜くために、皮をつくる間に塩をなじませる。水分を出して絞った白菜とひき肉の比率(重さ)は1:1のベストバランスで。
別のボウルに強力粉と分量の水を入れる。箸1本でグルグルと軽く混ぜる。
スルスルと混ざるので箸1本で十分混ざる。フォークやスプーンでも。
粉に水分が行き渡り、おおよそ一まとまりになったら手でこねる。粉っぽさがなくなったら生地を丸めてふた(またはラップ)をし、5分間ほどおく。
手でこねるときは、ギュッと生地をつかんで手のひらで押しのばす動作を、数回繰り返す。水分が足りないように感じても、こねるたびになめらかになるので、水は足さない。
再び手で数回こねて5分間ほど同様におく。これを合計3回繰り返し、形を丸く整える。
「こねて5分間おく」を繰り返すうちに、のびのよいなめらかな生地に仕上がる。
生地を手のひらで軽くつぶし、中央に穴を開ける。ドーナツ状にのばしながら穴を広げ、生地の輪の長さが40cm程度になるまでのばす。
生地を包丁で4等分に切り、それぞれをさらに5等分に切る(20等分)。生地に打ち粉をよくまぶす。
くっつきやすいので、切り分けた生地はうち粉をまぶしておく。
手のひらで軽くつぶし、麺棒(あれば短いもの)で直径6~7cmの円形にのばし、打ち粉をまぶす。
ボウルにひき肉、水けを絞った1の白菜、【A】を入れ、粘りが出て、全体がなじむまで練り混ぜる。7のギョーザの皮に1/20量ずつのせ、半分に折って縁を閉じ、左右の端を重ね合わせる。
水をつけなくてもモチモチと粘性があるので、押さえるだけで閉じられる。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、強めの中火にして8を入れ、網じゃくしなどでざっと混ぜる。4分間ゆで、湯をきって器に盛る。
ゆではじめは湯に沈み、くっつきやすいのでひと混ぜする。浮いてきたらゆで上がりが近いサイン。
●保存と解凍方法
つくり方8の状態で生地が重ならないようにラップで包み、1か月間冷凍庫で保存可能。沸騰した湯に凍ったまま入れ、6分間を目安にゆでる。
このレシピをつくった人
按田 優子さん
東京・二子玉川などにあるギョーザ専門店店主。「助けたい包みたい」というコンセプトの下、体にやさしい水ギューザをはじめ、ヘルシーで個性的な料理やドリンクが味わえると人気。
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