バジルペースト
イタリアのジェノバでは、日光に当たりすぎないように風通しのよいハウスで大切に育てられた、柔らかいバジルの若葉だけでつくります。そんな本場にはかないませんが、摘みたてのバジルで手づくりすれば、極上のペーストになること間違いなし。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・バジル (生/葉のみ) 80g
- 【A】
- ・にんにく (みじん切り) 1かけ分
- ・松の実 (粗みじん切り) 大さじ2
- ・オリーブ油 110〜120ml
- ・パルミジャーノ・レッジャーノ (すりおろす) カップ2/3(35g)
- ・塩 小さじ1弱
- ・オリーブ油
つくり方
バジルはサッと洗って水けをしっかりときる。
【A】をミキサーにかけ、ペースト状にする。塩を加え、バジルを数回に分けて加えてかくはんし、なめらかにする。
2をボウルに移し、パルミジャーノ・レッジャーノチーズを加えて混ぜる。すぐ使わない分は、清潔な瓶に入れ、オリーブ油を表面から5mmほど上まで注いでふたをする。冷凍したい場合は、冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて平らにする。
色や風味が悪くならないように、表面をオリーブ油で覆って酸化を防ぐ。
薄く平らにしておくと短時間で冷凍でき、必要な量をパキパキと折って使える。
●保存
冷蔵庫で2〜3週間。
冷凍庫で2か月。
◇バジル◇
春から夏にグングン育ち、柔らかい葉をつける一年草。高さ20cmほどに成長したら、先のほうから摘み取って使うとこんもりと茂り、夏の終わりまで収穫できます。料理に使いやすいのは、甘くスパイシーな香りをもつ「スイートバジル」という種類。若い葉は生で、大きく育った葉や柔らかい茎はトマトソースや炒め物など、加熱調理に使いましょう。
このレシピをつくった人
北村 光世さん
アメリカミシガン州ホープカレッジ卒業。ハーブ、オリーブオイル、スローフードなどを中心とした食文化の啓蒙に力を注ぐ。子供の食育にも活動範囲を広げ、小学校や幼稚園でも「地中海式食事法inJAPAN」をテーマにして、子供たちが伝統ある上質食品の素晴らしさや大切さを体験できる機会を提供している。著書多数。YouTubeでも食文化に関する動画をアップ中。
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