牛すきオイスター煮
しょうゆより塩分量の少ないオイスターソースを活用!濃厚なうまみと色みが味のうすさをカバー。コクがありながらも、普通のすき焼きより後味さっぱりで食べ飽きません。
写真: 鈴木 正美
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・牛薄切り肉 (しゃぶしゃぶ用) 200g
- ・ねぎ 1本(100g)
- ・しらたき 1/2袋(100g)
- ・木綿豆腐 1/2丁(200g)
- ・生しいたけ 4枚(40g)
- ・春菊の葉 1/3ワ分(25g)
- 【A】
- ・水 カップ1
- ・酒 カップ3/4
- ・オイスターソース 大さじ1+1/2
- *全体備考参照。
- ・一味とうがらし 適宜
- ・溶き卵 2コ分
つくり方
しらたきは熱湯でゆでこぼし、食べやすく切る。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。豆腐は1.5cm厚さに切る。しいたけは石づきを除き、四つ割りにする。小鍋に【A】を沸かす。
すき焼き用の鍋に牛肉と1の具材、春菊の葉を並べ、【A】を加え、中火にかける。煮立ってから1〜2分間煮て火を止める。好みで一味とうがらしをふり、溶き卵につけて食べる。
煮汁は沸かしてから加え、煮る時間を短くし、食材に入る塩分量を減らす。オイスターソースの濃い色で見た目にも満足。
溶き卵につけて食べると味のうすさがカバーでき、満足感がアップ。
◆塩分◆
一般的なすき焼き
塩分4.6g/1人分
↓
塩分1.9g/1人分
◆オイスターソースで減塩◆
大さじ1+1/2当たりの塩分量は、オイスターソース3.1g、しょうゆ3.9g。
◆鍋や煮物の減塩のコツ◆
1.「うまみ」を深める
だしを濃いめにとり、肉やきのこなどうまみの強い食材とともに汁のうまみを深める。さらに酸味や辛み、香りのある食材を加えて物足りなさをカバー。
2.調味料を加えて煮る時間は最低限に
調味料を加えて長時間煮ると、食材に塩分がしみ込み、塩分の摂取量が増すことに。先に食材に火を通してあとから調味料をからめるなどの工夫を。
3.カリウムで塩分の排出を促す
利尿作用があるカリウムを摂取すると、塩分排出につながる。カリウムを多く含む芋類や海藻などを鍋や煮物の具材に加えて減塩の相乗効果に。
このレシピをつくった人
堀 知佐子さん
料理学校で和洋中を学び、講師の経験もある。健康を考えた料理やアンチエイジングの料理を提供するベーカりーカフェを2008年にオープン。
京都の老舗料亭「菊乃井」がデパートに提供するお総菜の開発も手がけており、多方面で活躍中。
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