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きょうの料理レシピ

キャラメルりんごのパウンドケーキ

角切りのりんごにキャラメルソースをまとわせ、パウンド生地に焼き込みました。りんごのフルーティーな風味とコクのあるキャラメル味がひとつになった、「大人味」のケーキです。

キャラメルりんごのパウンドケーキ

写真: 広瀬 貴子

エネルギー /2140 kcal

*全量

塩分/0.7 g

*全量

調理時間 /80分

*りんごのキャラメリゼを冷ます時間、焼き上がってから冷ます時間は除く。

材料

(18×8×高さ5.5cmのパウンド型1台分)

【りんごのキャラメリゼ】
・りんご 正味250g
*約1+1/4コ分。皮と芯を除いて重さを量る。
・グラニュー糖 55g
・バター (食塩不使用) 50g
【生地】
【A】
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 3g
・バター (食塩不使用) 85g
・きび糖 80g
*またはグラニュー糖。
・卵 1コ
・バター (食塩不使用) 少々

下ごしらえ・準備

1 生地のバターは1時間ほど常温におき、指がスッと入るくらいまで柔らかくしておく。

2 卵は冷蔵庫から出し、常温に戻す。

3 【A】の薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。

4 型の内側にバターを塗り、オーブン用の紙を敷く。

5 オーブンは170℃に温めておく。

つくり方

【りんごのキャラメリゼ】をつくる
1

りんごは1.5cm角に切る。バターは1cm角に切る。

2

鍋にグラニュー糖を入れて中火にかけ、溶けて薄く色づいてきたら鍋を揺すって全体を均一に混ぜる。泡立って茶色っぽくなったら一度火を止める。

3

1のりんごとバターを加えて耐熱のへらで混ぜ、再び中火にかける。

! ポイント

熱いキャラメルがはねるので、必ず火を止めた状態で混ぜる。

4

焦がさないように混ぜながら、5〜8分間火を通す。りんごから水分が出てきたあと、へらで引いて鍋底が見えるくらいまで煮詰めればOK。バットに広げ、完全に冷ます。

【生地】をつくる
5

卵はボウルに割りほぐす。別のボウルに柔らかくしておいたバターを入れて、ハンドミキサー(または泡立て器)でクリーム状にし、きび糖、溶き卵の半量を加えて混ぜる。

6

なめらかになったら残りの溶き卵を加え、さらによく混ぜる。

7

ふるっておいた【A】を加え、ゴムべらに持ちかえて大きく混ぜる。

8

粉っぽさが少し残るくらいで、4の【りんごのキャラメリゼ】を加え、全体を手早くしっかりと混ぜ合わせる。

オーブンで焼く
9

準備した型に【生地】を入れ、角にも隙間ができないように行き渡らせる。表面をならし、170℃のオーブンで45~50分間焼く。

10

中央に竹串を刺し、【生地】がついてこなければ焼き上がり。【生地】がついてくる場合は、さらに5〜10分間焼く。型ごと網などにのせて粗熱を取る。

11

型から取り出し、完全に冷ます。

! ポイント

上の面を平らにしたい場合は、逆さまにして冷ますとよい。

全体備考

◆りんごはその時季、いちばんおいしいものを!◆
りんごは品種によって収穫期が違うので、時季に合わせて状態のよい品種を選ぶのがおすすめ。例えば9月には「つがる」、10月は「紅玉」、11月の後半からは「ふじ」などという具合に、収穫期に合わせて使い分けると楽しい。特にジャムづくりでいがらしさんが重視しているのは、果物の「香り」。甘みや酸味はほかの材料で補えるが、収穫したてのフレッシュな香りは、何にもかえがたい大切な要素。

きょうの料理レシピ
2020/10/21 いちおしスイーツ

このレシピをつくった人

いがらし ろみ

いがらし ろみさん

幼いころからお菓子づくりが好きで、洋菓子メーカーに就職したのち、パリで学ぶ。神奈川県鎌倉市でジャム専門店を主宰。フランス菓子の味からヒントを得たオリジナルのジャムが注目を集めている。

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