ふきの葉のいり煮
葉付きのふきを見つけたら、ぜひつくりたい、口いっぱいに広がる香りがごちそうのいり煮です。ご飯や豆腐、焼き魚などにかけても。
写真: 宮濱 祐美子
*全量
*全量
材料
(つくりやすい分量)
- ・ふきの葉 (下ゆでしたもの) 100g
- ・煮干し 10g
- 【A】
- ・水 カップ1/4
- ・酒 カップ1/4
- ・しょうゆ 大さじ1+1/3
下ごしらえ・準備
ふきを切る
1 ふきは葉がある場合は葉と茎に分け、茎は鍋(またはフライパン)に入る長さに切る。
板ずりをする
2 茎に塩適量をふってまな板にこすりつける(板ずり)。
! ポイント
◎板ずりでアク抜きを◎
板ずりをすることで表面がなめらかになり、アクが抜けて調味料も入りやすくなる。また、ふきについた塩は洗わずにそのまま一緒にゆでることで、色もきれいに仕上がる。
ゆでる
3 鍋にたっぷりの湯を沸かし、茎の太い部分を入れる。中火で1分間ゆでたら、細い部分を加え、さらに2分間ゆで、冷水にとる。
4 茎は水の中で切り口のところから引くようにして皮をむき、水で軽く洗って水けをきる。皮は「ふき豆腐(全体備考参照)」に使っても。
5 葉がある場合は3の鍋に葉を入れ、中火で3分間ゆで、冷水にとる。
保存
6 すぐに使わない場合は保存容器にふきを入れ、かぶるくらいの水に浸して冷蔵庫で保存する。葉も一緒に保存可能。
! ポイント
◎下ゆでして日もちをよく◎
生のままでおいておくとアクが強くなるので、ふきは買ったらすぐに下ゆでをする。水を2日おきにかえれば、1週間ほど保存できる。
つくり方
ふきの葉は細かく刻む。煮干しは頭とワタを取り除く。【A】は混ぜ合わせておく。
ボウルに1のふきの葉とたっぷりの水を入れ、よくもむ。2回ほど水をかえてアクを抜いたら水けを絞る。
フライパンにごま油を中火で熱して2を炒め、全体に火が通ったら煮干し、【A】を加えて煮る。
汁けがほとんどなくなるまで煮詰め、白ごまをふる。
●清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で10日間保存可能。
◆「ふき豆腐」のつくり方◆(12×7cmの流し函<かん>1コ分)
下ごしらえで除いてしまう皮を使った一品。
<材料>
ふきの皮30g、無調整豆乳150ml、水カップ1/2、うす口しょうゆ小さじ1+1/2、粉ゼラチン5g、【べっこうあん】[だし120ml、しょうゆ・みりん各大さじ1+1/3、削り節2g、水溶きかたくり粉適量]
<つくり方>
ふきの皮は細かく刻み、豆乳、水、しょうゆと温めて粉ゼラチンを混ぜ、型に流して固める。好みで【べっこうあん】をかけると、いっそうおいしくなる。
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