和風チキンソテー
しょうゆにバターを加えた王道のおいしさ!同じフライパンでソースまで仕上げます。
写真: 原 ヒデトシ
*1人分
*1人分
材料
(2人分)
- ・鶏もも肉 1枚(300g)
- ・しょうが 1かけ(10g)
- 【A】
- ・酒 大さじ1
- ・バター 大さじ1/2(6g)
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・オクラ 4本
- ・生しいたけ 4枚
- ・粉ざんしょう 適宜
- ・塩
- ・サラダ油 少々
- ・こしょう
つくり方
鶏肉は紙タオルで水けを拭き、身側に筋を断ち切るように1cm幅の切り込みを入れる。塩小さじ1/2弱を両面にまんべんなくふり、手のひらでたたいてなじませる。しょうがは皮ごとすりおろし、しょうが汁を鶏肉にかける。
鶏肉に切り込みを入れると味がなじみやすく、おもしをしなくても反らずに焼ける。
フライパンにサラダ油少々を中火で熱し、鶏肉の皮側を下にして入れる。ふたをし、時々鶏肉を動かしながら10分間焼く。
皮側をじっくり焼いてパリッとさせる。ふたをすることで身側を焼かなくても中まで火が通る。
鶏肉に菜箸を刺し、スッと刺さったら皮側の焼き色を確認する。こんがりと焼けていたら皮側を上にしてバットなどに取り出し、そのまま5~6分間おく。
皮が焼けていなかったら少し火を強める。その後、鶏肉を休ませて落ち着かせ、出た肉汁は捨てないように。
オクラはサッと洗ってネットの上から塩小さじ1をふり、軽くもみ洗いをして水で洗い流す。ヘタを切り落とし、斜め半分に切る。しいたけは石づきを落とし、軸は小さめの乱切りに、かさは2~3等分に切る。
オクラはネットの上からもむと表面の産毛が取れる。鶏肉を焼いている間に野菜の下処理をすれば効率的。
3のフライパンに残った油脂を紙タオルに軽く吸わせる。4を入れてひと混ぜし、水小さじ2を加えてふたをし、1~2分間蒸し焼きにする。塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛る。
油脂には鶏肉のうまみが含まれているので、きれいに拭き取らず、少し残った状態で野菜を妙める。
5のフライパンに【A】と、3で鶏肉を休ませたときに出た肉汁を加える。
鶏肉と野菜のうまみを生かしてソースをつくる。
強火にかけ、へらで底面をこそげるようにしながら煮立て、とろみがついたら火を止める。
3の鶏肉は食べやすい大きさに切って5の器に盛り、7のソースをかけ、あれば粉ざんしょうをふる。
3で身を落ち着かせたので肉汁が流れない。
◆おいしい3か条◆
1.鶏肉の身側に切り込みを入れて、味と火の通りをよくする。
2.鶏肉は皮側から焼いてパリッと仕上げる。
3.鶏肉を焼いたフライパンで野菜を焼き、ソースもつくる。
このレシピをつくった人
堀江 ひろ子さん
母の故・泰子さん、娘のさわこさんと、親子三代で料理研究家として活躍。長年の経験に基づく合理的でつくりやすいレシピが人気。身近な材料で手早くできる料理を数多く紹介している。
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