きょうの料理レシピ
ほろほろご飯
岩手の郷土食・ほろほろ。いわば「しっとりふりかけ」です。くるみや焼きみそ、漬物、春菊…とうまみとほろ苦みのある食材が幾重にも合わさって、大人の混ぜご飯に。
写真: 工藤 雅夫
エネルギー
/350 kcal
*1人分
塩分/1.1 g
*1人分
調理時間
/25分
材料
(4人分)
- ・ご飯 (炊きたて) 茶碗(わん)4杯分
- ・くるみ 30g
- ・大根のみそ漬け (市販/5mm角に刻む) 大さじ1+1/2
- ・八丁みそ 大さじ1
- *独特のうまみと渋みを持つ豆みそ。
- ・春菊 2株
- ・にんじん (3mm厚さの輪切り) 10~12枚
- ・白ごま 大さじ4
- ・塩
- ・砂糖 小さじ1/2
つくり方
1
くるみはフライパンでからいりし、細かく刻む。八丁みそは丸めてフォークに刺し、直(じか)火にかざす。表面の焼けた部分をはがす。これを繰り返してすべて焼く。
2
春菊は塩少々を加えた熱湯でサッとゆでる。冷水にとってきつく絞り、細かく刻む。
3
にんじんはもみじ型で抜いて小鍋に入れる。水大さじ4、砂糖、塩少々を加えて弱火で汁けがなくなるまで煮る。
4
ぬれ布巾で湿らせた盤台(またはボウル)にご飯と1、2、大根のみそ漬けを入れ、白ごまをふる。全体をサックリと混ぜる。
! ポイント
ご飯は冷めていると具となじまないので、アツアツのものを。
5
器に盛り、3のもみじにんじんとくるみ(分量外)をあしらう。
全体備考
【ほろほろの具材のおはなし】
ほろほろには、本来「うこぎ」の新芽を使うが、春菊でアレンジ。大根のみそ漬けは、あればよく漬かった、辛口のものがばぁば好み。
きょうの料理レシピ
2018/10/08
ばぁばの四季
このレシピをつくった人
鈴木 登紀子さん
(1924~2020)青森県生まれ。都内で料理教室を主宰。本格懐石から毎日の惣菜まで、味わい深く凛とした盛りつけの和食を伝える第一人者。テレビのバラエティー番組でも活躍。
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