きょうの料理レシピ
夏ののっぺ丼
新潟の代表的な郷土料理“のっぺ”。鮭(さけ)や根菜類を煮た冬の料理で、里芋から出るとろみが特徴。新たに提案する“夏ののっぺ”は、じゃがいもとかたくり粉でとろみをつけ、アツアツでも、冷やしてもおいしい。
写真: 福尾 美雪
エネルギー
/440 kcal
*1人分
塩分/2 g
*1人分
調理時間
/20分
*干ししいたけを戻す時間は除く。
材料
(2~3人分)
- ・ご飯 (温かいもの) 適量
- ・帆立て貝柱 (缶詰/フレークタイプ) 1缶(130g)
- ・干ししいたけ 2枚
- ・鶏もも肉 (皮を取り除く) 100g
- ・じゃがいも 1/2コ(75g)
- ・なす 1コ(100g)
- ・トマト 1/2コ(100g)
- ・焼きちくわ 1本(50g)
- ・枝豆 (ゆでたもの) 14粒
- 【A】
- ・だし カップ1+1/2
- ・干ししいたけの戻し汁 カップ1/2
- 【B】
- ・みりん 大さじ2
- ・酒 大さじ2
- ・かたくり粉 15g
- ・しょうゆ 大さじ1
- ・塩 少々
つくり方
1
干ししいたけはぬるま湯カップ1に約15分間つけ、戻しておく。かたくり粉に水大さじ2を加え、混ぜ合わせておく。
2
じゃがいもは皮をむき、2mm厚さのいちょう形に切る。なすは5mm厚さの半月形に切り、水に10分間つけて水けを拭く。トマトは1cm角に切る。ちくわは5mm厚さの輪切りにする。1のしいたけは水けを絞り、石づきを取って薄切りにする。戻し汁カップ1/2をとりおく。鶏肉は一口大に切る。
! ポイント
なすは水にさらしてアクを抜く。じゃがいもは煮くずれてとろみがつくように薄切りに。でんぷん質が抜けるので水にさらさない。
3
鍋に【A】と帆立て貝柱を缶汁ごと入れ、【B】を加える。中火にかけて煮立ったら、鶏肉、しいたけ、ちくわ、なすを加え、肉の表面が白くなるまで2~3分間煮る。
4
じゃがいもを加えてふたをし、2~3分間煮る。枝豆を加えてひと煮立ちさせたらしょうゆを加え、塩で味を調える。
5
火を止め、1の水溶きかたくり粉を加えてとろみをつける。再び中火にかけ、ひと煮立ちさせる。
6
器にご飯を盛って5をたっぷりかけ、トマトをのせる。
全体備考
【のっぺ】
冠婚葬祭に欠かせない料理。人が集まる席での争い事を、平らに納めることを願って“納平”と呼ばれるようになったとの説がある。
きょうの料理レシピ
2018/08/22
つくろう! にっぽんの味47
このレシピをつくった人
キムラ マサアキさん
料理教室やレストランのメニュー開発のほか、新潟県の郷土食を広めるための講演や、小学校で食育の授業も行う。新潟県初の野菜ソムリエで、野菜使いに定評がある。
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